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多摩ねこ日記~1011

2015.11.06

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おぃちゃんは留守でしたが、ニコはじっと草の横に身を置いてこの時期貴重な日照時間を楽しんでいました。
捨てられて強い人間不信になり、おぃちゃんの小屋の中にまでは入れないでずっと外にいる猫。体調を崩して覇気のない猫。風邪をひいている猫。
いろいろな運命のもと、どの猫も必死に生き抜くことだけにすべてを費やしています。具合の悪い猫には薬をして回りました。
久々のチーチ(♀)もそれなりに元気そうです。もういい歳になりますが、大病をすることなく頑張っています。

さらに移動してカラコのいた場所に行きました。今日もたくさんのフードを平らげました。ここの猫たちちは3~5日に一度くらいしか食べ物にありつけません。置き餌をしていても夜間にタヌキに全部食べられてしまいます。
ときどき訪れる猫おばちゃんも天候が悪い日は来れません。そんな事でなるべく悪天候のときに私が行くように努めていたのですが、根こそぎタヌキにやられては毎日は行けない場所だけに心配は尽きないのです。

そんな訳で今日は頼もしい方がわざわざ遠くまで足を運んで下さいました。福島で給餌や保護活動をされている写真家の太田康介氏が現地でも使っているエサ台を設置して下さいました。制作には予期せぬ困難もあったようですが、脚付きなのでタヌキは食べる事ができません。
腐食防止の塗料を使ってあり雨風にも強そうです。
ここの猫はこの高さに登ってフードを食べた経験はないのですが、そのうちに慣れてくれることと思います。そのために太田さんは箱の中にマタタビを散らしておくという気の使いよう。そして、実に手際のよい設置作業でした。

私はエサ台まで猫が移動しやすいように草刈をして猫道を作っておきました。このエサ台のお蔭で猫も私も安心度大幅アップ。
今までの心配や不安からかなり解放されます。誠にもって有難いことです。