ゲン(♂)は体調を崩すことなく頑張って生き抜いています。右後肢を切断されたあげくに多摩川に捨てられ2年が過ぎました。強い人間不信と相まって、体の不自由なゲンを必要以上に威嚇し続けていたトラ(♂)の影響もあって深い草むらや物陰に身を隠し、いつまで経っても人馴れすることはありませんでした。
それでも、むやみに必要以上の人に知れないよう少人数の人間のみで精神的なケアや投薬などをずっと続けてきているのです。日に何度もゲンに襲いかかっていたトラも今はいません。そして、場所も当初よりは約1kmほど移動しています。
ゲンに触れるようになるまでには5~6年以上はかかるのではと誰もが思っていますが、今はその距離が3m ほどまでに縮まりました。もっとも、見ず知らずの人が通りがかると人が気づく前に姿を消してしまいます。それでも、以前と違うのは草木や障害物などのないある程度見通しの良い場所でも出て来れるまでになっています。ゴロンと転がって食べ物を催促することも覚えました。
毛艶もよく、なかなか傷が癒えなかった以前と違って少しずつ警戒心が解けただけにゲン自身もストレスが減ったのでしょう。猫らしい自然な仕草が見られるようになっています。
今日はゲンの好物、黒缶プレミアム& 純缶をたくさん、それに何かあったときにすぐに対応できるように置き薬を持参しました。
silvervine 2015.12.02(水) 00:55 修正
ゲンの続報がずっとなかったので心配していました。
私が多摩ねこの中で一番気になっている子なのです。
元気でいてくれて本当に良かった・・・。
小西さん、どうもありがとうございます。