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多摩ねこ日記~1036

2016.01.22

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立日橋を渡り、日野市から立川市に移動しました。この辺りの護岸工事も昨年で終わり、移動を余儀なくされていた猫やおぃちゃんも今にして落ち着いた感がします。おぃちゃん達の中には河川敷の別の場所に引っ越した方もいます。
キク(♀)はおぃちゃんからもらったアユの焼いたものを美味そうに食べていました。詳しい年齢は不明ですが、周辺に来る方々、他の人に温かい目で見守られています。昨年は仲間の猫が数匹死んでしまい、おぃちゃん達にとっても寂しくなりましたが、自然の流れを受け止めて「今日を生きている、明日の事はわからない」という空気の中で人も猫も日々を過ごしています。

さらに移動して様子を見たい猫がたくさんいたのですが、いずれもこの寒さからか姿を見ることができませんでした。
道中、「どんどん安くなっていくよ」とこぼしながらアルミ缶を整理するおぃちゃん。「この辺は最近、変質者がいるから気をつけなよ」と声をかけてくれたおぃちゃん。
吹きつける風の冷たさに顔をしかめ、無言で挨拶をしてくれたおばちゃん。「昨日は缶詰を切らしたから、うどんを猫と半分ずつ食べたよ」と笑いながら話してくれたおぃちゃん。

所々で立ち話をしながら歩いていると遥か遠方の草むらに幻の猫? ペケ(♀)の姿を発見。しばらく様子を見ていましたが、思った通りにこちらまでは来ませんでした。
警戒心ゼロの猫ですが、ペケの場合は頑なに自分のペースを守る猫なので、人の都合に合わせることは一切しません。温かくして眠れる場所もあるのですが、ペケの場合は夕方になると雑木林の中に姿を隠し、そこで単独で暮らしています。
そんな訳で滅多に見ることのできないペケを一目見れただけでもラッキーというものなのでしょう。

東京都日野市~立川市~国立市~府中市を移動しました。