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もう一匹、遺体発見しました~虐殺された3兄弟

2016.02.17

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悲しい事件以来、緑地にいる猫達の場所は雰囲気が変わってしまい、毎日が普段と違う異様な空気を感じてました。
いつも時間に正確な猫達が、餌の時間になってもなかなか出てきません。不気味です。
広い緑地の中を歩き続けて、目を凝らして猫達を探し回り、
一匹一匹確認しながらのお世話で時間がかかってます。
探し疲れて待ってると、どこからともなく静かに姿を現すのです。
猫達にしか分からない、猫達が経験した恐怖の後遺症、それ以外にも何か
見当もつかない、他にも原因があるのでしょう。

2月14日は「春一番」が吹き、それも台風並みの強風が吹き荒れました。こんな日は突風で木々の細い古枝が折れて飛んだりもして
危険です。地面を覆っている枯葉も空中に一気に舞い上がって風に乗って飛んでいきます。。
歩く先を遮る様に足元にたくさん枝が散乱して転びそうになる事もあります。
事件の翌日から私は毎日、念入りに草むらの中、暗い場所の植え込みの中、低木が生い茂ってる所も覗き込んで何もないか
チェックして、できる限り見回っています。
虐殺されてた2匹を発見した時から、私は何か胸騒ぎが続いてて、本当に2匹だけなのだろうか・・と気になって仕方ありませんでした。
まだ発見できてない子がいるのでは?? 
「2匹だと限らないかもしれないです、もしかしたらまだ殺されている子がいるかもしれません。」と警官にも言いました。
何故なら、2匹は大きさも同じで兄弟だと私は内心思ったからです。
(子猫が捨てられてる場合も、一匹だけと限らないからです。
家で産まれた猫を捨てる人間は子猫を全部捨てる場合が多いです。
一匹を発見したとしても、その兄弟が近くにいるかもしれないと思って辺りを慎重に探します。)

ずっと頭の中で、殺されたのは本当に2匹だけなのだろうか??という・・不安がつきまとい
嫌な予感がして、少しも安心できない日が続いてました。


2月15日(月)、事件(2/8)からちょうど一週間目、冷たい雨が降り、猫のお世話で水仕事してても指が凍りそうなくらい冷え込んでました。
そして、ついに、悪い予感が的中してしまいました。雨の中、猫を探してる時でした。
枯葉の中から少しだけ見えた胴体の一部、そして細い足が枯葉から出てるのが見えたのです。
もしかして猫・・・あまりのショックで打ち震えました。
何故、なんでこんな惨たらしい事ができるのか・・、胸が張り裂けそうになりました。もう
ずっとこらえ続けていた悲しみが一気に込み上げ涙が出ました。

体に纏わりついてる枯葉を手で払いのけました。白黒の柄、この子は2匹とまったく同じ大きさでした。
2匹と兄弟に違いありません。そして2匹と同様、この子のも眼も見開いたまま鼻と口は血まみれでした。3匹の顔は似ています。

ずっと待ってたんだね・・・ごめんね。あの時
「ここにもいるよ、僕も見つけて!!」と叫んでたんだね・・それなのに
あの時に気が付いてあげれなくて、見つけられず、
本当に悪かったね、許してね、、

体をさすりながら心から謝りました。   
私がもし探すのを止めていたら、この子だけ見つけられなかったかもしれない。
誰からも発見されずにいたら・・・そう思うと、
発見できた事に感謝でいっぱいになりました、そして胸を撫で下ろしました。
猫の気持ちを思うと、見つけてあげれて本当に良かったと、
3匹いたという証明ができて、せめてもの救いと思いました。

虐殺事件で殺されたのは3匹です。
事件は明確にすべきなので警察にすぐ連絡しました。
警察が来て、再び事情聴取を受け、発見した経緯と状況説明しました。
あとこの一週間で自分なりに気が付いた事で、気になる点など全て報告し、
少しでも犯人が捕まるきっかけに繋がればと思いました。

生活安全課の人は3匹目の発見に驚いてました。というのも
事件の翌日9日、お昼の明るい時間帯に事件現場に来て見回ったそうですが、
「この場所も見たんだけど、おかしいなぁ、気が付かなかったな~・・」と首をかしげて言ってました。そして、
「同じ日に見つけてあげたかったね・・」と優しい言葉を言ってくれました。本当にそのとおりです。
私も何故?なんであの時、2匹と一緒に発見できなかったのか・・と悔しさでいっぱいになりました。

今思うと「春一番」という風が、この子の願いを叶えてくれた気がしてなりません。
強風が吹き荒れたお蔭で、この子が発見できたような気がします。

枯葉に埋もれて体が隠れてしまってたのに、何度も突風が吹いて、その度に枯葉が剥がれるように吹っ飛んでくれて、
やっと、この子の叫びが届いて、姿を表に現す事ができて、運良く私の眼に留まったのだと思います。

見つけ出してほしい!!と、この子の悲痛な叫びが春の嵐を起こしたのかもしれません。
たった一匹でとり残されて・・・可哀想に、3匹一緒に見つけてもらえなくて、一人ぼっちで寂しく辛かったでしょう。

可哀想に3匹とも、お腹が細く薄っぺらで痩せた体でした。それを見ると、お腹いっぱい食べさせてあげたかった・・
と思いました。
でも今は3兄弟一緒に天国で、3匹一緒に遊びまわっているでしょうか。

そして今日2月16日(火)、緑地の猫が餌の時間に出て来て、私が来るのを待ってくれてました。
久しぶりに感じる穏やかな雰囲気でした。
猫達は全ての事を知っていたのかもしれません。
まだ心配がなくなったわけではありません。。。これからも見守っていきます。
私も日々の外猫達のお世話、支援回り、そして自宅保護猫達のお世話、病気治療や介護などやらなければならない事もたくさんありまして、疲労困憊で睡眠不足がずっと続いております。

今日はご報告のみとさせて頂きます。どうぞ宜しくお願いします。

皆様、いつも本当にありがとうございます。

猫達を心配して頂いて、温かいお言葉に感謝でいっぱいです。

小西美智子

コメント一覧

浅井 2016.02.17(水) 09:43 修正

お辛い気持ちの中、お世話、大変だと存じます。うまく、言葉が見つかりませんが、少しでも早く、犯人が捕まりますように。また、みんなが、安心して暮らせますように。小西様の心の傷が早く、癒えますように。
ご冥福をお祈りいたします。

ひろりん 2016.02.17(水) 21:14 修正

美智子様

極度な疲労が続いているにもかかわらず、ご報告いただきましたこと、本当に有り難うございました。

美智子様の言われていた「胸騒ぎ」。
もう一匹、先の二匹の兄弟と思われる犠牲の猫が見つかってしまった。
胸が締め付けられて、苦しいです。
悔しくて、悔しくて、涙が滲んで来ます。
でも、美智子様に見つけていただけて、本当に良かった。

何も出来ないでいる自分がいます。
本当の優しさとは、強さの裏打ちがないといけないんですね。美智子様を見ていて、そう思います。

改めて、三匹のご冥福をお祈りしますのと同時に、一日も早い犯人検挙を望んでおります。
美智子様も、どうか少しでも、ご自身のお身体を休ませてあげるようにしてください。
よろしくお願いいたします。

おりり 2016.02.18(木) 00:02 修正

「可哀想に3匹とも、お腹が細く薄っぺらで痩せた体でした。それを見ると、お腹いっぱい食べさせてあげたかった・・」
本当にそうですね。
この3匹の子猫達、この世に生まれてからの短いあいだ楽しかった事幸せだった事が少しでもあったのかな?お腹を空かせてひもじくて最後は惨い方法で殺されて・・・。
この子猫達だけではなく、捨てられて邪魔にされて無視されて虐められて辛い思いをしている動物達がいるのが可哀想で悔しくて胸が痛いです。
酷い事をする者がいなくなってほしい。

ヒロエ 2016.02.19(金) 08:58 修正

美智子さんのご報告を読ませていただき、
本当に胸がつまる思いです。
まだ生まれてまもない幼い命が3匹も…
犯人に対する怒りと、同じ人間として猫ちゃん
に謝りたい気持ちでいっぱいです。
美智子さんが見つけて下さったことがせめてもの
救いです。
きっと、探してね。という猫ちゃんの声が美智子さんに
届いたのですね。
美智子さん、つらい現場で何回も探してくださり
ありがとうございます。
どうか3匹一緒に天国で安らかに、いっぱい食べて遊んで
いますように。ご冥福を心よりお祈りいたします。

犯人が1日も早く捕まり、重い罰がくだりますよう、
願います。

美智子さん、どうか少しでも心と身体を休ませて下さいね。

I.M. 2016.02.19(金) 09:59 修正

見つけていただいてありがとうございました。
きっと、寂しかったに違いありませんが、その声はやはり美智子さんに届いていたのですね。
本当に良かった。
 遺棄した人間と虐待した人間、早く特定できる事を願っております。
小西さんご夫妻、河川敷に暮らす命たちにこれ以上の被害が出ませんよう、十分にお気を付けください。

ちいさなOcean Mail 2016.02.19(金) 11:23 修正

言葉になりません。悲しみも憎しみも一瞬消えるような放心状態だったのではとお察しします。
札幌住まいです。こちらにも過去から現在まで多数の虐待事件で犯人が送検された記事があります。最近では外猫に餌を与え増やしたと近隣から避難を浴び引っ越した方が10匹の猫を残した、そしてその猫たちの寝場所としてるダンボールに灯油を撒いた者がいたところまでわかっています。飼った経験のない方が危険を感じ取り敢えず保護し、愛護団体に相談。この案件じたいその愛護団体のHPで知ることになりました。これまでも注目される裁判はあり、署名活動を行ってる方々も沢山いるにも関わらず、罪状はいくらでも再犯できるような状態ですね。私が今Twitterで言ってるのは【器物】という名称を取り下げ『生命』というものに改正してもらいたい、もらう。ということを常に書いてます。
団体にも所属してない一個人です。12月に亡くなった猫は十勝のNPO法人から飼い主に生命を放棄された子を譲り受けました。7年の家族生活でしたが病魔に勝てませんでした。致し方ない助からない病気にかかれば必ず別れることを知ってても悲しみから立ち上がれません。そういったことでTwitterで自分が出来ることをやり模索してます。
札幌は先日動物愛護条例が変わり特異な条例も出来ました。しかしあくまで条例であり限界があります。見つからなければ終わることのない虐待です。
外猫も犬も毎年寒さと空腹で死んでるだろうと予想出来ます。それだけでも厳しい北国でわざわざ拉致し殺すのは明らかに異常でありその人間の性癖であり、再犯があるだろうと疑ってます。殺してる、送検された、裁判だといってもお粗末な裁判であり、その人間の親すら自覚がないというのを見て済ませてる法律。これを何れ人間の危険問題として特に小さな子どもに移行することを考えさせ危機感を持たせ【器物】という名称を変えることが第一番かと思ってます。そしてなるべく位置情報は危険とすること、愛護団体とコンタクトは取っておくことも抑止になるかと思います。
餌をやるな」といっても人のゴミを漁り迷惑をかけるよりずっと良いことだと私は思ってます。少し前までは、そういったクレームは殆どなく地域の子どもたちも野良猫に名前をつけて可愛がってたものです。
これは時代の歪みだと思います。でも現実と戦わなければいけないので、受け入れてくれるよう時に怒りを押さえて発信を続けてます。
非力な人間です、身体も思うようになりませんし、お金もないですが、それでも何かできるかも知れないと日々考えています。
名前はTwitterアカウント名を使ってます。
FBもやってますがそちらは支援用で、自分の名前でやってます。
子どもの頃から動物と暮らしてきただけの素人ですが、
動物の命を【器物】から生命に改革できたら何かが変わってくと信じてます。
どうかお身体を大切にしてください。
三匹の仔猫兄弟いたたまれない気持ちです。ご冥福をお祈り致します。安らかに。
長文で申し訳ないです。