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多摩ねこ日記~1051

2016.03.18

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今日は川崎市中原区を回り、おぃちゃん達を訪ねてお変わりはないかと徒歩で移動しました。遠出することの多いイシマツは珍しくおぃちゃんの小屋で過ごしていました。こうして明るいうちにイシマツと会えることは滅多にないのです。
おぃちゃんはといえば私と会うといつも上機嫌です。嬉しそうに大声で話せることは何より元気な証拠だとは思うのですが、いささか耳に痛みを覚えるほどのボリュームです。
おぃちゃんはこれからの季節に期待して僅かなスペースに野菜を育てようとしています。ネギ・ジャガイモ・他、ささやかな楽しみがあるのです。夕方には頂きものの白菜を食べるのだと言いながらもイシマツ用のドライフードを手にしたままでの立ち話でした。


以前、この辺りにアカと呼ばれた猫がいました。アカは1993年に捨てられましたが、付近にいたおぃちゃんが保護してずっと可愛がっていました。ところが、2003年3月16日に何者かによって刃物で背中からお尻のあたりまで大きく切りつけられたのです。
アカはその日の夕方、全身血まみれになって小屋に帰って来て、そのままおぃちゃんの枕の上で何も食べることなく2日間を過ごしました。そして、3月18日の夜に突然おぃちゃんの顔をペロペロと舐めたかと思うと河川敷の闇に姿を消したのです。
おぃちゃんはアカが死ぬことを充分すぎるほど分かっていたのですが、どうすることもできませんでした。
それを私が知ったのは数日後だったのです。

そんな訳で今日はアカの命日です。
早13年の歳月が経ってしまいました。
悔しくて、悔しくて、こんなに泣けるものなのかとおぃちゃんを前にして自分でも驚くほどの大声をあげて号泣した記憶があります。
そして、アカの切ない想いを忘れることなく私なりに猫たちの代弁をしてこれたとも思っていますし、これからも続けます。
アカは今後もずっと私たちの心の中で生きています。

コメント一覧

ミミチロ 2016.03.19(土) 02:12 修正

アカの最期を読んでてとても辛く悲しくなりました。
どうして純粋な猫、動物達を傷つける人がいるのでしょうか?
悲しいことが多い現場で猫達、おいちゃん達の力になってくださる小西さん夫妻には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。

I.M. 2016.03.19(土) 08:16 修正

傷つきながらもおいちゃんの元へたどり着き、今までのお礼を伝えきってメイドへの旅に出たのでしょう。
命の灯が消えそうと判っていても何もできないおいちゃんの気持ち、切ないです。
そうやって沢山の命が河川敷には消えていくのでしょう。
小西さんご夫妻やおいちゃん達、命の代弁者に感謝いたします。
今頃アカは怯えや空腹の心配もなく、他の子たちと空を駆け回っていること祈っています。

ヒロエ 2016.03.19(土) 08:59 修正

アカのお話を読んで、悲しみが込み上げてきました。
10年以上たった今も、先日の事件のように、何の罪も
ない弱い立場にいる動物たちが犠牲になる…
悲しくてやりきれない思いでいっぱいです。
どうかこれ以上悲しい事件が起こらないことを強く願います。
そして長い間現場で活動を続けてこられている小西様ご夫妻に
感謝いたします。

ひろりん 2016.03.19(土) 09:02 修正

ブログ、復活されて良かったです☆彡

私が、多摩猫たちの存在を知るきっかけとなったのは、
このアカが表紙となった小西様の著書、『多摩川猫物語』を書店で見つけたからです。
人に遺棄され、多摩川での過酷な環境に耐え抜き、生き長らえているにもかかわらず、アカの何とも威風堂々とした佇まいに、人を遥かに超えた『何か』を感じずにはいられませんでした。
18日はアカの命日だったんですね。
アカ、ごめんねっ。気付かなくって…。

日々、小西様ご夫妻には、大変ご苦労をおかけするばかりで、本当に申し訳ございません。
唯々、多摩猫たち、おいちゃん、おばちゃんたち、そして、小西様ご夫妻を始めとする多摩猫たちを応援する皆様に、平穏な日々が続きますよう、心からお祈りするばかりです。

きのこ Mail 2016.03.19(土) 11:12 修正

「おいちゃんとアカ」ひっそりと、河川敷で生きていたのに、なんて酷いヤツがいるのでしょう....。どうすれば、ソイツらに動物たちの無念を伝えることができるのか....、心もないでしょうから、「必殺仕事人」に依頼したいです。

ねこやしき Mail 2016.03.21(月) 20:45 修正

小西さん、毎日本当に本当にありがとうございます。
アカの表紙の本がきっかけで、私もブログを知り、以来ずっと心を添わせて見させていただいています。
アカをはじめ、小西さんと美智子さんの話してくださる猫たちの事は、まるで目の前で見ているかのように鮮明に浮かんできます。
リビングのよく見える場所に、この本がいつでも手に取って見れるように置いています。毎日、一日として決して多摩猫たちやその他の場所の子たちを、そして小西さんご夫妻、おいちゃんたちを忘れたくありません。
重ねて心からの感謝を申し上げます。
どうか、季節の変わり目と多忙な日々の事ゆえ、体調に気を付けて活動なさってくださいね。

ロビ Mail 2016.03.21(月) 22:43 修正

私は去年、初めてカレンダーを購入しました。1枚1枚、多摩川の猫達の過酷な真実、それを撮り続けている小西さんは強く優しい人なのだと感じました。本と2002年カレンダーの表紙の「アカ」には特別な思いがあったのですね。
「アカ」のお話を読み、 胸が締め付けられました。同時に人間が許せなく思いました。
猫にも感情があります。嬉しい、楽しい、怒りや悲しみ、寂しさ‥「アカ」はどんな気持ちで去って行ったのかを思うと涙が止まりませんでした。
思いのままで、スミマセン‥文章が下手なのに余計に下手です。
小西さん、辛い真実がたくさんあると思いますが、広く伝えて下さい。
それを知り、考える人が増え、命の大切さを声をあげていくことで、きっと何かが変わると信じています。

猫屋敷と太陽のママ 2016.03.22(火) 23:05 修正

私が初めて多摩川猫を知ったのは、猫雑誌で今は亡きテンテンが雪の積った木の下で、猫同士スリスリしている写真でした(今も額縁に飾ってます)そこから、河川敷の猫がきになりHPを覗かせてもらうようになりました。「アカ」の話が頭から離れず、悔しくて悲しくて涙が止まりませんでした。ホームレスさんに対する見方も変わりました。猫の為に厳しい暮らしを選ばれる方もいます。小西さんの活動には頭が下がります。小西さんだけに負担を強いていいのだろうか?お願いしますとも簡単には言えないです。素敵なカレンダー手描きのメッセージありがとうございました。うまく言葉に出来ませんが、猫ちゃん、ホームレスさんたちの為にありがとうございます

小西 修 2016.03.23(水) 01:53 修正

ミミチロ様、I M 様、ヒロエ様、ひろりん様、きのこ様
ねこやしき様、ロビ様、猫屋敷と太陽のママ様。

アカは多摩川の過酷な環境を一手に背負っているかのごとく我慢強い猫でした。そして穏やかな性格の猫でした。アカ・他、実に多くの猫たちが自らの命と引き換えに私たちに多くのことを教えてくれました。それらが起爆剤となって今も私の体を動かしているのかも知れません。これからも不遇な猫たちには丁寧に接していきたいと思っています。

追記・・テンテン(♀)は我が家に保護して5~6年になります。ただ、多摩川に捨てられる前に相当な虐待を受けていたようです。そのトラウマがあってか、いまだに触ることはできませんが、元気に過ごしています。

ささっと夕食をとるとその後は保護猫のケアに追われます。その間、ゆっくりと腰をおろすことも横になる時間もなく午前3時頃に作業を終えます。
そんな事もあり、皆さまのコメントに対してのお返事を律儀に書く時間がなかなかとれず失礼ばかりをしています。無愛想なブログではありますが、今後もよろしくお願い致します。