昨年11月に都内の小学生3名が訪ねて来て下さったことがあります。小学校では4年生全員が一年をかけて多摩川に関する様々な学習をすることになっていたのです。上流~中流~下流までの広い範囲のことについての学習、さらに同じ志をもつメンバーでのグループ研究とその内訳は多岐にわたるものだったようです。
多摩川の浄水施設・ダム・魚などを捕って試食・魚道・水暮・玉電と多摩川の関係・水や水路の学習・化石や石・多摩川の歴史・外来魚・他、この度、それらをまとめた「みんなの多摩川研究」の分厚い冊子を担任の山下先生が送って下さいました。奥の深い4年生の研究内容は驚くほどの内容の濃いものでした。
さて、私を訪ねて来て下さった志村ねね ちゃん、西山あにい ちゃん、新藤りんご ちゃんの3名はグループ研究で「THE CAT」と銘うって多摩川に遺棄された猫についての学習をすることにしたのです。
実際に何ヶ所かの現場に出向いて猫やホームレスの方のことなどを現場で取材した後に「多摩川にすてられたミーコ」の著者、なりゆき わかこさんと会っていろいろと猫のお話を聞いたのだそうです。
あにいちゃん達はその後日に私を訪ねて来てくれました。そして、多摩川という現場にいる猫たちの現状をお話しすることができました。一般では余り知られていない事柄もあるので興味深々だったようです。
その後、3名は学校での発表会で多摩川の猫のことを紙芝居にして披露したのです。私も招待されたのですが、仕事のため参加することができずに残念でした。
でも、次世代の方たちにこうして日本で遺棄され続ける犬猫たちの現実を少しでも認識して頂いたことは意義のあることと思います。
I.M. 2016.05.10(火) 08:47 修正
素晴らしいお子さんたちですね。こういった感性を持てる家庭環境も素晴らしい。
そして、お子さんたちと写真に収まっている小西さんのお顔。穏やかで優しい。こんな一面もあるんだ!
この子たちの活動がもっともっと大人に理解されますように。