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多摩ねこ日記~1072

2016.05.12

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約一ヶ月前から事あるごとに立ち寄っては治療を続けていたシロ(♀)の耳の具合が完治したこともあり、喜ばしい一日でした。左耳の外傷から黴菌に感染し、その症状はかなり重いものでした。

以来、シロはおぃちゃんの小屋から一歩も出ることなく、ずっと毛布の中にうずくまって過ごしていました。痛みと痒みに耐えきれずに後肢で引っ掻くたびに血液の混じった膿が絶えず流れ出ていて、おぃちゃんの毛布は赤く染まったままでした。

しかし、薬を続けているうちに徐々にそれが回復に向っていきました。当初はぎりぎりまで膿をためてから一気に絞り出す予定でいたのですが、多少流れ出しているのと、薬で膿が止まったことにより傷口が小さくなっていきました。さらに、やや変形していた耳も元の形に戻ったのです。

今日は殆どその傷跡さえも目立たなくなり、気分も良くなったのでしょう。久しく外に出なかったシロが気持ち良さそうに風に打たれてまどろんでいました。
おぃちゃんは「もうシロは歳だから死ぬかと思った」と笑っていました。そんなおぃちゃんの嬉しそうな表情を頭に焼きつけて次に移動しました。

東京都国立市~府中市~稲城市を巡回しました。