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次々と色んな事が起きて~ 苦しんでいる命と向き合い

2016.06.20

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 今現在、立て続けに色んな事が起きてまして、
毎日私一人でやらなければいけない事が山ほどあり、慌ただしく時間に追われる日々です。皆様にご報告したくてもブログを書く時間の余裕がなくて、近況報告が何もできずにいます事を心苦しく思っています。毎日の記録ノート、日記をつけるだけで精一杯で本当に申し訳ありません。

ゴールデンウィークが終わりホッとする間もなく、次から次と色んな事が起きています。
70代位の男が犬(パピヨン)を飼いきれなくなり処分に困って、河川敷にいる動物が好きなホームレスさんを利用して騙し、犬を渡して立ち去ってます。本当に許せない計画的な犯行、最近はこういう無責任極まりない悪質な人間が増えています。腹が立ちます。
そして、5月23日、猫が捨てられているのを発見しました。捨てられてた場所が危険な場所だけに猫が生きて行けるか・・・毎日とても心配でした。
それから支援回りのお世話や見守りの中、ホームレスさんの猫(フーちゃん・雄♂)が4日間何も食べれなくなり元気がなくて、体をチェックすると体の色んな所から蛆(ウジ)が出てるのが分かって一刻を争う危険な状態でした。下痢もして大変な状態で弱ってるので、6月13日(月)雨が降る中、緊急に保護し病院に搬送しました。
体力免疫力が落ちてる高齢の猫の体の中に蛆(ウジ)が湧いていて(病名はハエウジ症)重症です。
ほとんどの場合が助からない、激痛に苦しんで亡くなる事が多いので、フーが苦しまないよう対症療法で見守っております。
また詳しくお知らせします(今現在入院中)頑張っています!!

毎日見る河川敷の景色、少しでも何か変化に気が付いたり、一瞬でも動く物が目に入って何か気になれば、必ず自転車を止めて確認に行きます(確認はとても重要です)。
5月23日(月)移動中、10m以上先の広がってる草原で枯草や土の色とほぼ同化して気が付き難いけど・・何かがあるような、気になって戻って自転車を止め、確認に行きました。物に近づくにつれ、まさか・・猫なのか? ドキッとして足が止まりました。
低い草が広がってる所にじっとしたままうずくまってる薄いベージュ色の猫がいました。ベージュ色してると地面の土の色に似ていて遠くからではなかなか猫に気が付きません。
この場所に居るはずのない猫、見たこともない大人の猫(シャムmix)でした。張り詰めた表情でこちらを睨んでる目、猫はひどく緊張して固まっていました。捨てられた猫だと直感しました。22日の日曜日深夜に捨てられた可能性が高いです

今はとにかく怖がらせてはいけない・・・と思いながらもじわじわとゆっくり近寄ろうとすると、すぐ隠れてしまいました。
なんと、すぐ傍に側溝があり、溝の中に素早く潜り込んでしまい姿を消しました。捨てられた猫にとってその溝が唯一危険から逃れられる安全な場所なのだと分かりました。
此処は傍に野球グランド場もあり少年達がたくさん来ます。猫が居れる場所ではないです。きっとこの辺りで捨てられたのです。
怖がりで慎重な猫は捨てられた場所からすぐには離れられません。飼い主に突然こんな場所に連れて来られ置き去りにされ、何が起きてるのか分からず、まして見たこともない景色の外に突然放され、どれだけ極度のストレスと恐怖の中にいることか・・・ビクビクしながら安心できる隠れ場もなく、やっと傍にあった溝を見つけ
長い時間その中で耐えていたに違いありません。
発見した場所は散歩の犬が来たり、中にはリード無しで犬を走らせたり、色んな人間も来るので危険な目に遭います。

しかし、溝の中は日が差さず真っ暗闇、狭く窮屈な溝の中で縮こまった姿勢で何時間も我慢しているなんて苦痛でしかありません。
夜になり暗くなって人が帰りだし静かになって、猫はやっと表に出ていたのかもしれません。
私が発見できたのも本当にタイミングが良かったと思います。

空腹であろう猫のために食器にドライフードを入れて溝の中に置きました。猫が入ってしまったトンネル状の溝の奥は真っ暗で何も見えません。トンネルの反対側にもスープ状のフードや水も置きました(食べてくれるだろうと信じて)

自分が発見した猫、助けられるのは自分しかいない事は私自身よく判っています。
捨てられた猫は飢えに苦しみ、恐怖と不安で怯えながら
何日も食べれず空腹で体力は奪われ、水も無い、歩くのも疲れ果て、日が経つにつれ体を動かす気力も無くなりやがて衰弱していきます。そして最期、動けなくなった猫は草の中に横たわり草に埋もれ、眠るように意識は遠のいて・・ひっそりと息絶えていくでしょう。
捨てられた猫は誰からも気づかれず、食べることができなければ死が待っているのです。私が何もせずに諦めたら・・・この猫も同じ運命をたどります。
しかし、この広い河川敷で、毎日猫の姿を探し続け、安否を見守っていくのは並大抵のことではありません。

私は毎日たくさんの猫達のお世話と給餌、そしてホームレスさん支援回りなど課せられた全部のお世話をしながら、同時に、捨てられた猫の命のためにできる限りの事をして助けようと努力しなければなりませんので外での作業時間も3時間が4時間、5時間となります。
毎日いかに頑張って探しても会えない事もあります。それでも毎日諦めず、せめてなんとか食べさせたい・・死なないで欲しい・・どうか生きていて欲しい・・
河川敷の草の中、奥深い茂みの中まで入り、真っ暗になっても探し続けました。猫が捨てられてどんなに苦しんでいるか・・その気持ちを思うとあまりに不憫で残酷で辛くて仕方ありません。その猫の気持ちを思うと、どんなに疲れても、なんとかしなければ!!と
心を突き動かし奮い立たせるのです。
会えない時はとにかく広範囲に動いて探し続けクタクタになって帰宅します。

( 余談ですが、私の多摩川用スニーカーは3か月持ちません。ゴロゴロした石ころが多く地面はボコボコして
靴底のゴムがすぐにボロボロになって履けなくなります。
今回ゴールデンウィークから履いたスニーカーは捨てられた猫を探すのにも歩き続けたためこの一か月半でゴム底が割れて、靴のつま先が開いてペラペラになり、それでも履き続けると歩く度に細かい草が開いたゴムの間に挟まってたくさん詰まってます(笑)
馴染みのリサイクルショップでスニーカーは安く手に入れてます。
自転車も修理に持っていくと、店主は擦り減ったタイヤを見て驚いて「よく走ってますね~!」と不思議がります。)

猫はエサを溝の中でしか食べようとしてくれませんので、会えた時は溝の中の入り口付近にエサを置いて離れた所から様子を見てました。待って見てると、エサに近づいてる猫の頭が見えました。
エサを匂い、モンプチのドライフードを食べ始めました。実際食べてる姿を見ると本当に嬉しかったです。シーバの美味しいスープは食べてくれました。栄養つけるためa/d缶を与えましたが、残念ながら食べてくれませんでした。
しかし、捨てられて3日目から探しても会えない日が続きました。
同じ場所にいつも置きエサして次の日に置きエサが減ってるか(食べたか)確認をしてました。
5月後半は強風が吹いたりとても寒い日が続いておりました、それに5/29、5/30と雨が降ったり、捨てられた猫にとって雨に濡れ、飢えと寒さはあまりに過酷です。

諦めず、探し続けて10日目(6/3)、やっと見つけ会えた時は胸を撫で下ろしました。 少し近づける所までそっと近寄ってエサを置いてみましたが・・食べてくれず、やはり警戒心も強く、近場の溝に潜って隠れてしまいました。溝は河川敷のいたる所にあります。
溝の中でないと安心して食べれないのかもしれません。
6/4も会えました!! 6/5は日曜日で人が多く怖くて出てこれないと思いました。探しても見つかりませんでした。
昼夜の温度差が激しく、夜は風も強く冷え込んで寒いので、猫が体調崩さないか気になりました。
6/7、6/8は会えましたが、前日の置きエサは残っていて、あまり食べてません。かなり心配な状態で気になりました。
そしてまた6/9から会えない日が続き、とにかく毎日探し続けてました。ホームレスさん達にも捨てられた猫の事を知らせて
姿を見てないか聞いて回りましたが誰一人気づかず、猫を見かけた人はいませんでした。(続く・・)


小西美智子

コメント一覧

ドン 2016.06.20(月) 20:37 修正

こんにちは。
いつも猫たちのためにありがとうございます。

小西さんの活動内容からすれば安価なスニーカーでは荷が重すぎます。
想像するに登山靴(トレッキングシューズ)クラスの強度が求められていると思います。
不整地を歩くことのほうが多いでしょうから「グリップ」力も安全のためには必要かと思います。
なにより、長い目で見れば足(特に足首)、さらには腰等も将来にわたって猫たちと関わり続けるためにも大事にしたいものです。そのためにも靴は大事です。
確かに安価なスニーカーに比べれば高価ですが、長い目で見れば結果的にはベターな選択になると思います。

また、自転車のタイヤですが、一般的なシティ用途を想定されたタイヤでは重い荷物を積載した状態が当たり前の小西さんの活動では減りが早いのも当然です。
すり減ったタイヤはパンクしやすく、なによりグリップ力が低下するので危険です。
ぼくもMTBですが、猫缶等を積載しているとあまりの摩耗の早さに耐久性の高いタイヤに交換したところ格段に持ちがよくなりました。
下記のタイヤがそれです。
http://www.cb-asahi.co.jp/item/02/00/item13327500002.html
小西さんが使っているのが26インチのママチャリという前提のサイズですが、多様なサイズがありますので適切なサイズをセレクトできます。
世界一周をするサイクリストが愛用するくらいの耐久性の高いタイヤですから長持ちします。
一般的なタイヤに比べれば高価ですが、タイヤ交換を自転車屋で頻繁にすれば工賃がバカにならないので結果的にはお得だと思います。

猫たちのために休む暇も惜しんでの活動かと思いますが、どうぞご自愛くださいませ。

未承認 2017.02.11(土) 17:20 修正

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