数ヶ所まわった後にゲンに会いに行きました。河川敷を歩いていると、その幅わずか30cmほどの雑草の切れ目があり、その先は獣道が迷路のように延々と幾手にも分かれて続いているのです。
この雑草の中をかき分けながら約1kmほど進むとゲンに会えます。
今日はすぐに発見できました。しかし、ゲンはかなりの警戒心です。その距離は約80m 。一瞬、私が動いた瞬間に姿を消してしまったのです。これは、ゲンとの距離が離れ過ぎていて、ゲンは私の個体識別ができなかったので警戒したのです。
逆に私は安心しました。これくらいの警戒心を持てれば不審者やマナーの悪い犬の飼い主の多い河川敷ではある程度は身を守ることができるからです。
やがて、名前を呼びながら3m ほどある草をかき分けて近づいていくと、ゲンも鳴き声をあげながら迎えてくれました。毛艶も悪くないし目力もあります。周辺の名も無き猫たちも姿を見せてくれました。ひとまず安心しておぃちゃんを待っていましたが、私が居る間は帰っては来ませんでした。伝言を書き置きして対岸に渡り、次に移動しました。
東京都稲城市~調布市~他を巡回しました。
----------------------------------------------------------------
実は昨夕、佐藤さんから連絡がありウメが3(日)に死んだという知らせがありました。「発見したときは頭の横を何かで殴られたような跡が・・・」とそこまでで、公衆電話からの音声は投入金額の不足で早々に切れてしまいました。
そんな訳で今日の予定をこなした最後に佐藤さんの所に寄ったのですが、しばらく待っても帰っては来ませんでした。通信手段がないので仕方のないことなのですが。
I.M. 2016.07.07(木) 07:52 修正
毎日うだるような暑さです。
河川敷での生活は過酷なものと推察いたします。
突然のウメの訃報。自然死ではないようで不安です。
佐藤さんも憔悴でしょうが、長年の相棒モモも寂しいでしょう。
ウメ、どうか安らかに。長い間、佐藤さんやモモ、周囲の命たちを支えて頑張りましたね。
姿かたちはなくても、河川敷に思い寄せる心の中にはずっと生きています。