2016.07.26
今日はヤタの所に行きました。ヤタは先月の下旬頃から河川敷を放浪していたのだそうです。近くに捨てられたのか、もしくは離れた場所から流れて来たのか、今まで近辺にいた猫ではないのでそのどちらかだと思えます。
疲れ果ててたどり着いた場所がおぃちゃんの所で、またおぃちゃんもこの猫を快く受け入れてくれました。多摩川では猫は捨てられた場所によりその運命を大きく左右されます。遺棄された猫のほぼ100%ちかくが飢えと衰弱で死んでいく現実の中ではかなり運が良いのです。
河川敷に放り出されて間もないのに人馴れしています。どこかのお家で一時的に可愛がられていたことが如実に伺えます。こんな猫さえ生ゴミ同然に捨てていくのですから、人間のやることは滅茶苦茶で惨忍ですね。とにかく尻尾をよく動かす猫で、それがまるで返事をしているように感じるところもおぃちゃんが気にいっている理由の一つのようです。
猫の名前は八咫烏(ヤタガラス)から名付けたそうです。
多摩川のこれからは年間でも最も過酷な季節、加えて台風による増水の脅威もあります。この先、おぃちゃんとどんな暮らしを展開していくのか見守っていきたいと思います。
おぃちゃんには防虫スプレー・殺虫剤・日用品をお渡しして次に移動しました。