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ハエウジ症の猫~フーのご報告 ①

2016.08.12

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皆様にお伝えしたいご報告がたくさんありますが、早くお伝えしたいと気は焦っても
色々と起きる日常で今現在、更に忙しさが増しております。
正直言って、限界を超えたお世話状況でして、私も精神的肉体的に苦しい状態にいます。
それでも、今やらなければならない一つ一つのお世話、今助けなければ助からない命があり、
できる限り、猫達の命に関わるお世話を優先しています。

そんな中で、時間が許せる時を見計らって
少しでもご報告していきます。皆様どうぞ宜しくお願い致します
まず、皆様に早くお伝えしなければならないのは、ハエウジ症で苦しむ猫フーの事です。
その後のご報告をいたします。大変遅くなって申し訳ありませんでした。

ハエウジ症という名前の通り、暖かくなってハエが発生してくる時期(春~夏)に罹る病気です。
屋外など河川敷もそうですが、外の不衛生な場所などはハエがたくさん集まってきます。
普通に健康で元気な猫であればこの病気に罹る事などありません。

高齢猫や病気(あるいはケガしてたり)で衰弱したり、体力や免疫力が落ちて動けず
弱ってると ハエが体に寄ってきても尻尾で振り払ったり、追っ払う事もしなくなります・・・
そういう時に犠牲になりやすいです。
猫の毛の奥まで割り込んで入って皮膚に卵を産み付けたり、ちょっとでも傷口があればその傷に卵を産み付ける、
皮膚に小さな穴を開けて潜って卵を産み付けたり、
最悪の場合は肛門から中に潜って卵を産み付けます。衰弱してる猫や死にそうな猫は卵を産み付けられても抵抗する力もありません。
そして、飼い主は猫に小さな卵を産み付けられてる事など 気が付きにくいのです。。
いつも体を細かく観察してないとなかなか気付けないです。。

6月13日に病院に搬送、診察の結果、フーの症状は大変重く、
いたる所に小さな穴が開いて、多数のウジが出たり入ったりして見えました。
肛門の中からもウジが湧いて出てました。黒ずんだ傷口には大きな空洞ができて大量のウジが湧いてました。
肛門から入り込んでるウジが深く腸管に入り腸壁を破って色んな場所に広がってどんどん侵食していけば助かりません
助かる可能性は低い・・・全てのウジを取りきれなければ助からない病気なので、腸管に入ったり壁を破ったり、筋肉に入り込んだりと
色んな場所まで広範囲に広がってしまうととてもじゃない 全部のウジを取り除くなんて不可能に近く困難です。
ハエウジ症はほとんど場合 助かる可能性が低く・・それはこの病気に罹ること自体が「死が迫っている(死が近い)」事を意味するからです。

4日間も何も食べなくて弱ってるフーは貧血も起こしていて、何としてもまず食べて体力を付けなければなりません。シリンジでa/d缶を強制給餌しました。
私は以前からフーにはa/d缶を差し入れ食べさせていたので大丈夫だと思ってました。強制給餌を頑張って食べてくれました。

ウジが湧いている箇所に薬を注入しながらウジを少しずつ取り除いていく作業を続けていきます。その度にフーは目を大きく見開き
断末魔の叫びのように診察室に響き渡る物凄い悲鳴を上げて、その治療に耐えていました。あまりに過酷で可哀想で見るに耐えられない光景でした。
しかし、フーは本当に我慢強い子で、気が狂うような痛みに耐えながらも治療に必死に頑張ってました。
相当に痛いはずですが、物凄い精神力をして耐えています。こんな我慢強い精神の強い猫は滅多にいません。
一回の治療が終わるとオムツのパンツを履かせられていました。

助かるかもしれない、望みは捨てず、諦めず、先生にはできる限りの精一杯の治療を施していただくようお願いしました。
先生も精一杯やれるだけの事をしますと言って下さいました。ただ・・
治療の際、フーの体力的な事もありますが、ハエウジ症は死んでもおかしくない病気のため、もし、
あまりに激しい痛みが続く事によって、フーがもがき苦しみながら亡くなるのであれば・・・
フーを少しでもラクにしてあげる事、苦痛からなるべく解放してあげる
ために・・「安楽死」をも考慮しなければならない状況でした。

私は今までに安楽死をさせた事は一度もありません。それは安楽死というその考え方にどうしても肯定できない、
至らないからです。
しかし、ハエウジ症は物凄い激痛を伴い、とても苦しみます。
、物凄い数のウジに体の中を食い破られ侵されるのですから、激痛は言い表せない想像を絶するものがあると思います。

頭で理解しても心が納得しきれてない・・・悩んでも答えが出せない自分と葛藤しながらも
、やはり死ぬまで苦しみ続ける辛さを思うとフーが可哀想で・・、結局、
安楽死は状況判断で先生に全てをお任せすることにしました。
そして、私にできる事は唯一、一縷の望みに賭けて、フーが奇跡的に助かる!!!、それを祈り続ける事でした。

また続きのご報告をしますが、次の報告までに皆さんにご心配をあまりおかけしたくないので
少しだけ先にお知らせします。
フーは病院の先生方の懸命な治療のお蔭で命を取り留めました。
奇跡的に助かって、7月11日(月)に無事退院しました。
フーもできれば里親募集したいですが、まだまだ病気のため治療が続きますので難しい状況です。

自宅で見守っておりますが、
実はまだ大変な手術と治療が今後控えております。そのために
今は自宅点滴をしながらお世話看病してます。フーも本当に毎日頑張ってますので
私も毎日睡眠不足で辛いですが、必死に看病に精一杯頑張ってるところです。
また続きをご報告いたします。
フーの写真は治療中は撮影できませんので、撮れる時に少しだけ撮らせて頂きました。

シャンミも7月4日(月)に無事退院して自宅にてお世話しています。
ただ、今は里親募集が難しい状況にあります。またご報告いたします。


それから、8月8日(月)に下半身に問題がある重症の猫ライチャを保護して只今治療のため病院に入院しております。
この子も大変な病気のため今後手術になりますが、今はとにかく命を助けるために、やれる限りの治療をしてあげたいと思います。

またいつか時間を取ってライチヤのご報告もいたします。
自宅保護はもう限界を超えてますので、ライチヤの今後の心配もしてます。
自宅は現在、退院したシャンミとフーが新たに加わって9匹になりました・・フーもこれから大きな手術をしますので通院中、
リンパ腫の癌治療をしているマンボ、そして甲状腺亢進症治療をしているチー坊、
それから口内炎治療のシロチン、そして好酸球菌の皮膚難病治療のアンなど、通院中の猫達が多く、高齢の猫達もいて
自宅は今とても難しい問題を抱えております。本当に息つく間がないお世話に追われています。
もう朝の7時になりました。では、今日はこの辺で・・。

皆様に温かく心のこもったご支援をして頂きまして、
多摩猫基金、支援物資など
猫達やおじさん達が大変助かっています。
本当にありがとうございます。
そして、
お陰様でなんとか、こうして可哀想な猫達の治療をして命を救うことができます。

本当に心から感謝でいっぱいです。
本当にありがとうございます。

小西美智子

コメント一覧

れい 2016.08.12(金) 22:39 修正

美智子様
睡眠時間を削りながらの猫たちのお世話、ブログを書かれる時間も惜しいと思いますが、有難うございます。ハエウジ症というものを初めて知り、ネットでも調べました。怖い病気ですね。憎たらしいハエ!フーちゃんの頑張りは凄いですし、懸命に治して下さる医師や美智子さんにも頭が下がります。病気の猫たちを沢山抱え、ただでさえ疲れやすいこの時期、猫も美智子さんも心配です。どうぞお体に気を付けて・・・!

白い猫 2016.08.13(土) 11:46 修正

美智子様、
お一人で何もかも抱え込まないでください。
精神的にも肉体的にも参ってしまいます。
ボランティアを募集してみてはいかがでしょうか。
いつ、どの時間、何を手伝ってほしい、
と具体的におっしゃってくださったら、
できる範囲でお手伝いをしてくださる
方はいらっしゃると思います。
猫の命を守る美智子さまの健康も大切です。
どうか、無理なさらず、遠慮しないで、
声をあげてください。
ボランティアができる人は
います。きっといるはずです。
声をあげてください。

きのこ Mail 2016.08.13(土) 20:13 修正

もう、文章を読むのが辛い....、フーちゃん、頑張って!と祈りながら読み進めると、フーちゃんだけじゃなくいろいろなネコちゃんたちが、病気や怪我....如何に河川敷が過酷であるか....本当に何もできない私が悲しいです。ただただ、小西さんご夫婦にご苦労を押し付けて、すみません。

ヒロエ 2016.08.15(月) 12:32 修正

フーちゃんが一命をとりとめたこと、本当に嬉しいです。
ブログを読みながら、涙で文字がかすみました。
病院の先生、そして何よりも美智子さんのおかげですね。
本当に感謝致します。
フーちゃんもよく頑張ったのですね。とても強い猫ちゃんなんですね。
ご自宅にはいろいろな病気を抱えた猫ちゃんがいるとのこと、毎日寝る時間もないぐらい身体を酷使されていて、いつか倒れてしまうのではないかと、とても心配です。
どうか休める時には少しでも横になってくださいね。
お身体、無理をなされませんように。

ねこやしき Mail 2016.08.15(月) 20:37 修正

フーちゃんがこんな事になっていたなんて…
ハエウジ症の子を昔 保護したことがありますが、こんなにひどい状態を見たのは初めてです。
この先どうなるか分かりませんが、美智子さんが関わってあげていなかったら、フーちゃんはあまりにかわいそうだったでしょう。
高齢のフーちゃんに、以前からa/d缶を与えるなどして、本当に細やかな愛情のこもった配慮をしてくださり、心から感謝しています。
どの子に対してもそうしておられますね。本当に頭がさがります。
ただ、美智子さんとご主人の小西さんのお体の事が心配でしかたありません。
無理するなと言われても、気の毒な猫たちを目の前に、無理せずにはいられないでしょう。
あぁ でもどうか、日中ほんの少し時間を取り分けて体を横にしてください。
  …心からの感謝をこめて