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多摩ねこ日記~1105

2016.08.23

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台風一過の河川敷ではその土地の高さの違いでさほど被害のなかった方もいましたが、多くの方は床上浸水、全浸水でした。川底をかき回したような濁流の水はヘドロ状態で一度水をかぶったものは使い物になりません。どんな物でも乾かせばますます異臭がきつくなり、そこに虫が湧いてきます。

ダイ(♂)のおぃちゃんも小屋の中の物は全滅でした。泥をかぶった折り畳みのサマーベッドを川で洗っていましたが気休めにしかなりません。どこから手をつけていいものか途方にくれていました。強いて言えば、昨夜土手に避難した100m ほど離れた場所にあるリヤカーに積んだ僅かな荷物と猫のダイだけになってしまいました。今夜はそのリヤカーのそばで野宿です。

テント住まいの方も全滅でした。中の物はすべて消えています。避難して命があったから良かったものの、また一からの立て直しになりました。

チーチ(♀・9歳)のおぃちゃんは床上60cm でした。泥にまみれた敷物のカーペットのようなもの・他を干していましたが、異臭が強くて使い物にはならないでしょう。今回の増水は発表されていた降雨量そのものよりも長雨になっったことが原因で被害が広がったようです。幸いにもチーチは小屋の中の高い場所にいたために流されることはありませんでした。

足場の悪い河川敷を徒歩で移動するごとにそれぞれの方の被害の程度が分かります。おぃちゃんにとっては生きるための糧となる自転車が使えなくなった方もいました。

今日に限ってはおぃちゃん達が直接面倒を見ている猫は無事だったようですが、宿の無い猫もたくさんいることから行方不明になった猫もいるかと思えます。詳しいことは数日経ってみないと分かりません。