当ブログの読者さまのなかにもご心配を頂いていた、ゲン(♂)の生存が確認できました。8月22日の台風以来、機会を見ては探すこと7回目。先月などは度重なる降雨で足元が悪く、場所によってはゲンのテリトリーに足を踏み入れるのは困難でした。
今日の現地は水が引いて、一部を除けばなんとか歩ける状態でした。大きな木もガレキがからまって倒れているものもあります。ゲンの好物のフードを持参して所々のポイントで立ち止まっては待機を繰り返しつつ移動していました。
2時間ほど待機していた頃にとっさに草むらからゲンの声が聞こえてきたのです。ゲンは捨てられる前に虐待を受けた猫ですから、見知らぬ人には決して鳴き声をあげません。
ゲンに違いない鳴き声でしたが、なかなか姿を見せることなく、深い草むらの中でしばらく連続して鳴き続けているのです。そして、姿の見えぬまま、その声はどんどん近づいてきます。草の中を移動してこちらに来ているのです。
やがて、ひょっこりと姿を見せてくれました。持参したゲンの好物は完食です。痩せてはいません。元気です。
ここでのおぃちゃんの生活感もありますし、ゲンの食器と思えるものもキレイに洗って重ねてありました。台風後もずっとおぃちゃんが食べ物を与えてくれていたのです。
ただ、以前と違っておぃちゃんはプリペイドのケータイを所持していないので、全く連絡がとれずゲンの安否さえ分かりませんでした。しかし、これは仕方のない事です。
ゲンはこれまでに多摩川の大規模な増水を一度経験しています。その事にも増してゲンは状況の変化や人や犬などに対する直観的な判断にたけた賢い猫です。なので、私は今回も絶対にどこかで生きているとの信念を持ってはいましたが、やはり内心は不安もあったのです。
ともあれ、ゲンの健康そうな姿をやっと確認できて安心しました。
ゆきねこ 2016.10.08(土) 03:28 修正
ずっとゲンの事が心配でした。
ちゃんと生きててくれて本当に良かったです!
おいちゃんにも感謝です!