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ハエウジ症の猫~フーのご報告 ②

2016.11.07

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 8/12にフーの報告をして以来のブログ報告になり大変申し訳ありません。

 猛暑の8月でしたが異常気象続きで雨の日が多く、台風は何度も来て不安な中、8/22台風9号によって大変な浸水被害が出てしまい、猫の無事確認をしながら猫達のお世話、支援回りに追われてましたが、台風の際にケガをした人、後片付でヘドロにまみれた重いものを抱えた際にギックリ腰になって動けなくなってしまった人、食べることもままならず空腹と疲労で倒れこんだ人、体調崩して小屋の中で動けなくなってる人を救うため救急車を呼んだり、入院した人、施設に入る人など色々と大変な事が起きていました。休みなく毎日支援回りで食べ物や飲み物、支援金をお渡しして見守りとお世話が続いてました。

 それから、今救わないと助からない猫達3匹を保護して入院、そして退院してからも治療の通院が続いてます、自宅には9匹、ほとんど病気猫が多く、限界を超えた状況の中で私一人で病院通いとお世話をしております。
そんな中、高齢で闘病中のチー坊も10月初めに体調崩し何も食べてくれなくなり入院、今は少し持ち直して退院して自宅で点滴や薬投与を続けて流動食も与えながら看病しております。

 また、断尾手術をして長い入院生活をしていた猫ライチャは10/29退院しましたが、色んな障害問題を抱えていますので私も必死のお世話でずっと睡眠不足も続き、少しの時間も余裕もない毎日です。
 保護したシャンミ、フー、ライチャ、それと体調崩したチー坊の入院を含め4匹の治療費だけでも今すでに70万円も掛かってます。他にも治療中の猫達がいますので本当に色々と厳しい状況でありますが、今はとにかく猫のために少しでも猫を助けたいと思い、できる限りのお世話をしております。

 時間が無くてブログ報告ができずにいますが、必ず、追って報告していきます。どうぞ宜しくお願い致します。

★フーの報告の続きをします。

 フーのハエウジ症が完治したことは本当に奇跡です。
殆どが助からない病気で
正直、先生もまさか助かるとは思っておられませんでした。
一刻を争う、ウジの繁殖力成長のスピードはとても早いため
あっという間に物凄い数のウジが増殖して食い破っていきます。
あと一日連れて来るのが遅ければ手遅れになったかも、、
深刻な状況でした。

 四日間、何も食べれなくなって動けなくなり
ハエウジに侵され死が迫っていたフー、高齢でもあり免疫力体力も落ちて限界な状態・・それなのにウジを取り除いていく作業の荒治療は麻酔無しで何回も施されます・・それは口で言い表せない地獄のような激痛が全身を襲いそれを耐え続けなければならない・・想像するだけでも恐ろしく可哀想でたまりませんでした。

 フーがこんなに頑張れたのは、きっと強制給餌を受け入れ、なんとか食べてくれたから体力が持ったのでしょうと先生が言いました。強制給餌で吐き戻すことなく食べてくれたお蔭で少しでも体力が付いて、苦しい治療に耐え続けた、先生もフーの精神力の強さと頑張りに驚かれてました。先生も精一杯の治療をして頂いて、フーもハエウジ症と必死に闘って克服し、奇跡を起きて一命を取り留めたたのです。もう全てに感謝でいっぱいです。

 フーは入院してから5日目、治療に耐えながらもほんの少し自分の口から食べる事ができるまでに回復してくれてました。ただ治療中はハエウジ症が治るかどうかも分からず、私は不安でたまらず面会の時は祈るようにフーを励まし声かけていました。きつい治療でフーも虚ろな目をしてました。

そして、希望の光が見えたのはその2日後(6/22)、
先生から「ハエウジ症が治ってきましたよ」と、それを聞いた瞬間・・・もうあまりの嬉しさで涙が出て声になりませんでした。そしてフーの患部の状態を見せて頂いた時、本当に奇跡が起きたと信じることができました。先生が「肉が赤くなってるのは治ってきてる証拠なんです。」と。
ハエウジに侵されてた時は肉の色はどす黒く壊死しかけて見るに堪えない状態だったのに、今は真っ赤な血色の良い本来の肉色に蘇り、生き返った肉が徐々に盛り上がってきてました(写真添付)。
助かったんだ!!・・・フーが死なずに助かった。。。
こんな奇跡が本当に起こるなんて・・・
諦めないで最善を尽くし必死に頑張れば、こうして奇跡が起こるんだ・・と、フーを助けることができて、本当に良かったと思いました。
 一番頑張ったフーは本当に凄い猫ですね!!

 それから日に日に経過も順調で傷口も治ってきました。
あとは傷が自然治癒するのを見守るという事で
7月11日退院しました。その後は定期的に通院。
(7月4日にシャンミが退院していて、2匹を自宅に
受け入れて大変なお世話となってました。)

 実はフーもこの病気で貧血が続いてまして、
貧血を治すために栄養を摂って安静に過ごして、
ゆっくり体力付けて元気になってもらいたいと思いました。
ところが、異変を感じたのは7/25、下痢したり、そして
フーは何度もトイレに行き、オシッコをしようとしますが、その量はほんの僅か(直径1~3cmの飴玉位の猫砂が固まった状態)しか出てなくて、1分置きにトイレに行き、トイレでじっとしたまま暫く動かなかったり。
これは膀胱炎になってしまったと思いました。
オシッコがしっかり出ないストレスからかフーはイライラが募って毎回トイレの砂をガサガサとしつこく引っ掻き回し、エスカレートすると狂ったように砂の大半を外に掻き出して散らかし、トイレをひっくり返す事もありました。
病院の先生の勧めで点滴が膀胱炎に効くこともあるというので、自宅で点滴(毎日50ml)をする事にしました。膀胱をエコーで観ましたが、あまりきれいな状態でなくて結石もあるかもしれないとのこと。(他にもペルシャ猫特有の症状の涙目もあり一日3~4回点眼(2種類)したり、耳の中にも慢性的な炎症があるので、毎回その場で治療してもらって)とりあえず、自宅で水分補給しながら自宅で点滴をして様子を見ていく事になりました。フーも食べ物が難しい(偏食)猫でドライフードも選り好みが激しいのでとても手がかかりました。
 ロイヤルカナンphコントロールやエイジングケアプラスのドライフード、それからN&Dドライフード、あとは銀のスプーンやシーバ等のドライフードを食べてました。膀胱炎のためになるべく多めに水分を取るようにスープ等もシリンジで強制的に飲ませました。

 フーはペルシャの大型猫で力も強いですので私一人で毎日点滴するのも結構大変でした。一週間後にほんの少しトイレに行く回数が減って良くなってるかに思えましたが・・・一回のオシッコの量があまりに少なすぎるため疑問でした。そしてオシッコがポタポタと漏れていましたので、部屋の至る所がオシッコで濡れ、敷物や大判のペットシーツもたくさん使用し、掃除や洗濯に追われました。これは膀胱炎以外のどこか他に問題があるのでは?と思い、詳しく検査して調べて頂いてようやく原因が判明しました。

 ウジがあちこちの皮膚を食い破って入り込み、肛門から腸管にまで入ったり、そして尿管も傷付けたために(ウジは全て取り除けたものの)、傷ついた尿管が何日もかけて治る際、日が経つごとに萎縮や癒着で固まり、細くなり過ぎて詰まってしまったのです。そのためにオシッコの通り出が悪く排尿が困難になってしまったのです。ニョキっと出てくるはずのペニスも外に出なくて中で癒着してしまってる状態でした。このままでは大変す。
いずれ手術をしなければなりませんが、フーは病気になって貧血も続いてるので、まずはフーの貧血が治るまで体力と栄養を付けさせ、手術ができるような体調に持っていく事が先決です。

 そして1ヶ月が過ぎた頃9月1日、尿管手術をしました。
この手術は大変難しい手術で、成功するかはどうかは実際やってみないと分からないと言われました。細くなってる尿管部分をカットして繋ぎ合わせ、ペニスは手術で元に戻らなければ代用品をつけることになる可能性もあるとのこと。細かい手術は大変で、もう一人専門の先生を呼んで二人がかりのオペでした。お陰様で手術は無事に成功しました。

術後の経過もよく無事に9月5日(月)退院しました。普通に排尿ができるようになり尿漏れも解消し、お蔭でフーのストレスもなくなりトイレの砂も激しく掻き出さなくなりました。これでやっとフーも気持ちよく生活できるようになり胸を撫で下ろしました。

そして、大変嬉しいことにフーは9月27日に相模原市在住のK様に貰われ、愛情いっぱい大切に可愛がられ幸せに暮らしています。
虐待も受けながら痛ましい苦労の連続だったフーです。
最後に奇跡を何度も起こして幸せを掴んでくれました。
この上ない喜びと心から感謝でいっぱいです。

(9/27のご報告は追ってします。)

11/6、何冊もの記録帳を元に朝までかかってブログを書きましたが、自分が撮った写真の添付も作業に時間がかかりますので夜にでも掲載します。

皆様、いつも本当にありがとうございます。
いつも温かく見守って応援して頂いて、
心のこもったご支援もして頂いて、
本当に心から感謝でいっぱいです。

小西美智子

コメント一覧

ねこやしき Mail 2016.11.07(月) 10:30 修正

壮絶なフーのハエウジ治療とそれに続く尿道手術…
フー自身の頑張りもさることながら、美智子さんの優しい思いいっぱいの手厚い看護に、心から感動しています。
フーの河川敷生活を常に心配しつつ見守りお世話し続けてこられ、大変な事の連続で、でも最終的に優しいかたにお渡しでき、本当に本当に小西さんと美智子さんの喜びが伝わってきます。
そして、疲労もピークなのに、このような報告をしてくださり、それを知ることのできた私たちにも喜びを共有させていただけて感謝でいっぱいです。
フー、良かったね良かったネ。
涙があふれます。
心からの感謝を申し上げます。
そしてどうかどうか、ご自身の体にもご留意なさってくださいね。
ありがとうございました。

れい 2016.11.07(月) 14:39 修正

美智子様
猫たちのお世話や病院通いで時間のない毎日を送られる中、フーちゃんの闘病記を詳細に記して下さって有難うございました。美智子さんの懸命な介護と深い愛情、病院の先生方の経験豊富な技術、そして何よりもフーちゃんの並外れた強い生命力と頑張りの賜物ですね!ハラハラしながら読んでいましたが、心優しいK様のお宅に迎えられるまでに回復し、本当に嬉しいです。小西ご夫妻に保護されるまでの1年の間にも、多摩川河川敷で日常的に虐待を受けていたというフーちゃんの強さは、私たち人間も見習わないと、と思いました。来年のカレンダー8月は、6月に保護された時のフーちゃんですね。3か月後にこんな幸せな日が来るなんて・・・良かったね、フーちゃん。

きのこ Mail 2016.11.07(月) 20:27 修正

わああ〜!こんなに大変なフーちゃんの看護、ありがとうございました。ギックリ腰の痛さは重々知っております、それなのにもう何回も頭を下げっぱなしです。
ネコちゃんたちの療養費、多摩川で生きるおいちゃんたちの支援物資、日々お金が必要ですね....。私も、生活を見直して、役に立つ使い方をと心から思います。

未承認 2017.07.20(木) 20:00 修正

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