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多摩ねこ日記~1169

2017.02.12

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ご無沙汰していたタゴのおぃちゃんを訪ねてみました。姿が見えないと思っていたら、おぃちゃんは川に浸かってシジミ採りの最中でした。一仕事終えるのを待ってからいろいろとお話しができました。自転車操業なのでシジミはすぐに売り、そのうちの半分は猫のフード代に消えます。
「こいつらがいるから」とおぃちゃんは3時間余り冷たい水の中で奮闘していたのです。ロック他、今日は5匹を確認できました。

おぃちゃんの所には最近になって捨てられた成猫がときどきご飯を食べにくるそうです。でも、先日は顔を大きく腫らせて何も食べなかったようです。不自然に腫れていたので、誰か人間が棒のような物で叩いたことに間違いないと警戒しています。

先月には中学生らしい女の子が成猫を捨てようてしていたところを目撃したようです。自宅での飼い猫だったようで抱っこしたまま河川敷にやって来たのです。おぃちゃんが問いただすと「家の人と話して捨てることにした」と女の子は言ったようです。

おぃちゃんは「こんな所に捨てたら死んじゃうよ。ちゃんと飼わなきゃだめだよ」と言って追い返したのだそうです。その後はどうなったのかは知るよしもありませんが、同じようなことが数年前にもここでありました。その時は「おかあさんに捨てて来て」と言われたのだそうです。
タゴのおぃちゃんを含めて5人の方に毛布とカセットボンベなどの日用品・猫フードをお渡しし、川崎市幸区~川崎区~東京都大田区~世田谷区、往復約40kmをママチャリで移動しました。

コメント一覧

きのこ Mail 2017.02.12(日) 19:50 修正

河川敷で細々と生きるおいちゃんとネコたち....暴力をふるって、傷つけて、どうしてそんな事ができるのか、怒りに震えます。
寒さの中、飼い猫だったネコを捨てに来る....「死んじゃうよ」の言葉で、踏みとどまって欲しいです。

冷たい風が吹きすさび、冷たい川の中でのしじみ撮り、ネコたちの食糧費に換えて、ありがたいことです。
そして、今日もおいちゃんとネコたちに暖かく見守りと給餌を続ける、小西さん、美智子さん、ありがとうございます。

ひろりん 2017.02.13(月) 08:45 修正

おはようございます!
久しぶりのコメント、書かせてください。
いつになったら、こうした不条理の世界から解放される日が来るのでしょうか…。

3時間余りも冷たい水の中で作業をされて、たぶん、想像も出来ない位わずかな金額を、それでも、自分と猫がぎりぎり生きるために使う…。
そして、寒風吹きすさぶ河川敷を、飢えと疲労で逃げることすらままならない猫に対して、なおも虐待をしかける…。

小西さん、美智子さんの、365日絶えることのない多摩猫やおいちゃんたちへのお世話に、感謝の言葉すら思い付きません。
どうか、お身体だけはご自愛ください。
いつも、本当に有り難うございます。

キタ 2017.02.14(火) 13:09 修正

今迄、家猫だった猫を棄ててきなさいという言うような親は、自分が老いて手がかかるようになって来た時、子供に見捨てられてしまいますよ。そのように、教育して来たのですから、後に自分に返って来ます。命の教えは、一番大切な事だと思います。

れい 2017.02.15(水) 17:27 修正

この記事を数日前に読んでからずっと、何度も思い出したり考えたりしています。抱っこされて河川敷まで運ばれるなんて、その猫は大人しくいい子ですよね。飼い主を信頼し、まさか捨てられるなんて思いもしていませんよね。そういう無力で従順でかわいい猫を捨てるように言う愚かな親に、激しい憤りを感じます。今まで家族として暮らしてきたのに、血も涙もない、とはこのことですね。
やはり、命を大切にするという教育を親ができないと、その子供も命を粗末にする大人になるでしょう。その親も、きっとそのまた親に、「命は粗末にしていい」と教えられてきたのでしょう。そういう人たちは、生き物を飼う資格はありません。でも考えると、そういう愛情のない人たちにずっと飼われている犬猫も、可哀想ですよね。その猫ちゃんが誰かほかの優しい人の家で飼われることを、低い可能性ながら祈るだけです。

小西 修 2017.02.15(水) 23:52 修正

きのこ様 ひろりん様 キタ様 れい様

多摩川という現場にいるとこんな事例も多々あり、残念ながら人間の身勝手さ非情さというものが手にとるように伝わってきます。今回、中学生が連れて来た猫は、べったり甘える白黒の可愛い猫だったとおぃちゃんは言い、さらに「他のどこかに捨てなければ良いが」と付け加えました。数年前のときは小学生の女の子3人組でした。母親にそう言われてお友達といっしょに多摩川に来たのでしょう。
親しくさせていただいている方のなかにドイツに30年近く住んでいる方がいらっしゃいます。この方は日本でいうところの「野良ねこ」を見たことがないと仰います。今回の事例もそうですが、これはもう教育がなされているか、いないかの違いです。
日本で殺処分ゼロをうたうことは、それはそれで良いことだと思いますが、それ以前に命の教育とペットの流通販売の完全廃止をしない限り基本的な進展はないものと私は考えます。行政で殺処分になる数は全国に遺棄放置される犬猫のほんの一部の数なのですから。

ロビ Mail 2017.02.16(木) 20:51 修正

なぜ捨てることができるのか、私には全く理解できません。
家族なんです。命あるんです。物じゃないんです。
命を大切に思わない、情もないその子の親には二度と動物を飼ってほしくないし資格もない。

根本的な事が大きく変わらない限り、殺処分や生体販売は無くならないと思う。命を軽く思う人達が多すぎる。

みいじろう 2017.02.26(日) 17:25 修正

遅くなりましたが、テンテンのご冥福をお祈りします。改めてテンテン、シロチン親子を保護してくださってありがとうございます。チー坊もテンテンも小西さん家の子になって寿命を全うしたんですね。チー坊がモデルになったという単行本も読んでみたいです。
マミヤ、ゲン、タロウ、他のにゃんずの元気な写真も載せてくださり、ペケ、オニシチと小西さんの嬉しい再会があったり、オニシチのおいちゃんと又会えるといいですね。

最近の猫ブームの影響もあるのでしょうか。私の住む地方都市でも、有志ある方によって保護猫の譲渡会が開かれるようになりました。猫ブームの問題は予想されど、この機会に保護した猫を家庭に迎える社会が確立されればと強く願っているので、地元でもこのような動きが持続するよう、ささやかながら寄付等の協力をしています。最近、TNR活動されてる方達から、きちんと管理している地域では捨猫が減ったという言葉を聞くようになりました。昨年11月に県が開いた首都圏のNPO団体の代表を招いたセミナーに出席したのですが、こちらの代表の方も活動する都心では捨猫が減ったと言ってました。東京で野良猫が減ったという記事は読んだことあるし、私の住む地方都市でも実際、野良猫をみかけることは、ここ数年ぐーっと減りました。これがほんとなら大変喜ばしいのですが、ほんとに捨猫、捨てる人間が減っているのでしょうか?街に見かけなくなったのはビルが建ち、住処を失ったからでは? そして、中心地では捨てにくい環境になっても、場所を変えて捨てに行ってるのであれば、問題の解決にはなってません。
多頭飼育崩壊や、殺処分、改善して欲しい問題はたくさんあります。けれど、捨猫がほんとに減ったかは私はまだ疑問です。心からそう願ってるし、全国の野良猫達の為に身を削っている人達、小西さんが捨てられた猫達の為に多摩川に通う必要がなくなる日が来ることを願ってやまないです。

小西 修 2017.02.27(月) 02:27 修正

ロビ様 みいじろう様

どうして家族同然のはずの動物を遺棄できるのかは理解しがたいですが、実際に全国にこれだけ捨てる人がいる訳で、それは本当に困った現実ですね。
テンテンも触ることのできない猫であっても愛くるしい猫でした。今は不定期な通院が必要ですが、シロチンも頑張っています。
チー坊が載っている本は「単行本」という書き方が間違っていましたね。正しくは猫の飼い方のHOW TO本です。(株)日本文芸社の「はじめてのネコ・飼い方,しつけ方」という初心者向けの本です(2005年初版)。こちらは改定せずにロングセラーのようで14版として今でも本屋に並んでいると思います。他に我が家に居る(あるいは居た)マンボ(♂)とデイ(♂)も載っています。
都内で地域ネコ・他の活動をされている知人からも捨て猫の数が減ったと聞いています。でも、本当に猫を遺棄する人が減ったのかどうかは疑問です。
教育がなされている国とそうでない国の違いが根本だと思いますので、とても年月のかかることだと思います。