台風21号の影響で河川敷の猫とおぃちゃん達にとっては大変な事になっています。昨夕から土手沿いに避難して一夜を明かした方も深夜の降雨量がさほどでもなかったこともあり、比較的に安心していた方も多かったようです。
ところが、午前5時30分前後の僅か1時間の間に急激に増水して河川敷は全面濁流にのまれてしまったのです。これは以前にも書いたことがあるのですが、河川の氾濫そのものは言うまでもなく脅威ですが、それにも増して上流のダムを開放したことで恐ろしいことになるのです。
パイプを打ち込んだ丈夫な小屋は数棟残っていますが、テント小屋や木枠の小屋はその殆どが流れてしまいました。クロ・イシマツ・ミー・タカ・チビ・チーチ・ニコ・マミヤ・etc、etc、全く消息が掴めません。
今日のところは川崎市中原区の河川敷約4km四方では唯一「ダイコ」1匹のみの生存を確認できました。
ダイコのおぃちゃんはあえて避難せずに一晩中小屋の中でダイコを守っていたようです。「俺一人だったら避難するけどこいつがいるからな」と一言。これは、状況によっては土手に避難しても雨風で大変だということを示唆しています。
午後には我が家のカミさんが食料をお渡して回っています。
今は少し水位下がっていますが河川敷は水浸しで荒れています。今夜から食べるものや寝る場所をなくした方がたくさんいらっしゃいます。今日のところはすべての方にはできないけれど毛布を差し上げました。
台風は去りましたが、多摩川の猫とおぃちゃん、おばちゃんたちにとってはその復旧にこれからが本当に大変なのです。
今日は我が家と多摩川を何往復もしました。また、他の地域の状況も早く知りたいのですが、体は一つしかなく限界を感じます。
夜は猫の安否確認などに出かけます。
ヒロエ 2017.10.23(月) 22:40 修正
今回の台風で、おぃちゃんたち、猫たちがどうか無事でありますよう、祈っています。
小西様ご夫妻に本当に感謝いたします。
どうかどうか、一匹たりとも犠牲になる子が決していませんように。