河川敷を移動しているとビュービューと激しい音で吹き荒れる強風にまぎれて大声で私を呼ぶ声に気づきました。誰かと思いきやナナ(♀)の面倒を見ているおばちゃんでした。
ナナの相棒だったゴン(♂)が腎臓を悪くして死んだのが今年の1月26日。今はナナ一匹になってしまいました。元気な姿を見たかったのですが強風が原因で小屋のどこかに隠れているようで会えませんでした。
23日の台風の朝は小屋の20m ほど手前まで水が迫ってきたそうです。「怖かった」と言うおばちゃんは近くに設置してある河川敷の簡易トイレに避難していたそうです。幸いにも茶褐色の濁流はそのままさらに増水することはなかったのです。
付近の猫や対岸の猫たちもほぼ全員普段と変わらない様子で安心しました。台風の影響で大変なことになった猫や人はこの地域には幸いなことに見当たりませんでした。
今日の東京都あきる野市~福生市~昭島市を巡回したことで今回の台風21号、22号の被害がどの地域まで及んでいたかが分かりました。河口から約45km地点から下流にかけてが被害があった場所です。その両岸ですから約90kmの範囲という事になります。
そして、特にその中で被害が酷かったのは河口から約20km地点から河口までの両岸(約40km)の範囲です。
土地の高低など、それぞれの地形によっても地域による違いはありますが、これからはその40km~90km の範囲で特に被害が酷かった場所を優先に猫と人の安否などを確認しながら回ります。
I.M. 2017.10.31(火) 07:44 修正
台風被害の確認とご報告。ありがとうございます。
小西さんご夫妻もお体に気を付けてください。
一日も早く、皆さんの生活が落ち着き、雨風しのげるところができますようお祈りしております。