2017.10.31
台風21号での増水から8日目です。住む場所を無くし、橋の下や土手に設置した簡単なテントで寝ている人たちの支援を続けていたこともあり、なかなか他の地域を回れませんでしたが、今日はバークレイ&フウカのおぃちゃんを訪ねました。
途中、河川敷の野球場の設備はあらゆる物が濁流でなぎ倒されていました。改めて水の怖さを知らされます(写真・1)。
水が上がることを覚悟していたというおぃちゃんは2匹の猫用にゴム製の浮き輪に板を張りつけたものをそばのクルミの木の高いところに設置していざというときはそこに猫を移動させるつもりでした。
しかし、幸いなことにここでは小屋が冠水するほどは増水しませんでした。廃品の回収で集めた物が多少流されただけで事実上は台風の被害はありませんでした。勿論、2匹の猫も元気です(写真・2)
反面、今夜の寝場所は冷たい風が吹きすさぶ橋の下、明日食べるものもままならずにその日その時を過ごすしかない方もいらっしゃいます。
しばらく話しているうちに顔見知りのおぃちゃんが自転車で通りがかりました。増水時に大きな流木が小屋と接触して小屋ごと流されてしまったそうです。新たに寝る場所を作るための資材を調達して自転車で運んでいるところでした。(写真・3)。
広い河川敷ではまだまだ回りきれていない場所がたくさんあります。8日経っても行方不明のままの猫も人もいます。
帰路の途中、川べりの水道局の鉄柵に貼られたネットには増水時の草が絡みついて当時のおおよその水位が分かります(写真・4)。