昨日息絶えたダイコが棄てられた直後の写真です。(2004年5月6日)
段ボール箱をつつくカラスの異常な動きを察したおぃちゃんが発見しました。その後すぐに私たちが毛布や医薬品などを持って駆けつけたのです。
猫は生後まだ数週間、3匹の兄弟でした。多量の目ヤニと鼻水に泥とゴミが付き、それが石のように固まったまま顔面全体を覆っていたのです。このままだと呼吸さえもままならない状態です。写真は無理やりその汚れを剥ぎとった後の場面です。
3匹とも低体温で鳴いていましたが、とても苦しそうでした。そのうちにぐったりと動けなくなったりし、ピンクの鼻や口の色が変わってきたのでとても危険な状況だということを悟りました。
この時は当時おぃちゃん達がいた橋の下に3匹を置かせてもらい、病院にかけることなく我が家のカミさんが毎日通って3匹が完治するまで現場での治療を続けました。
3匹ともそれぞれのおぃちゃんが「飼いたい」というので、すっかり元気になった遊び盛りの子猫は引き取られたのです。その頃はまだダイコも含めて名前はまだ付けられていませんでした。
しばらく経った頃にダイコ以外の2匹がそれぞれ別の日に何者かによって盗まれてしまいました。通行人だということは間違いないのですが、それによって姿を消してしまいました。
結局、ダイコだけが引き取ったおぃちゃんのもとで暮らしてきたのです。遠出をすることもなく、その行動範囲はほぼ5m 位。殆どの時間をおぃちゃんの小屋の中で過ごしました。
これといった大病はしなかったダイコも近年は体調を崩すことが多くなっていました。
I.M. 2018.11.28(水) 09:31 修正
遺棄されて誰にも看取られず息絶えるのではなくで本当によかった。
おいちゃんや小西御夫妻の愛情に守られての猫生全うでしたね。
ご冥福をお祈り致します。
おいちゃん、有難うございました。