チャコは3年前に生後2ヶ月くらいのときに捨てられた猫です。当時はよほど怖く辛い思いをしたまま多摩川に遺棄されたと思えるほどの警戒心の強い猫でした。こんなに幼いのにそこまで人を恐れる子猫を見てとても気の毒に思いました。
付近にいる猫と出くわすと、その度に脱兎のごとく逃げ回っていました。でも、そのうちになぜかミー&タカのミー(♂)とだけは仲が良くて、いつも2匹で連れ立っていたのです。
やがて、長い時間をかけてご飯を準備して見守っていたおぃちゃんや毎日欠かさず様子見をしていた我が家のカミさんもいた事から限られた人に対してはその警戒心を解いてくれるようになったのです。
そして、以前は20m の距離を置いても全力で逃げていた私に対してもゴロゴロと体を擦りつけて甘えるまでになったのです。反面、見知らぬ人には決して近寄らないチャコだったので、多摩川においてはある意味で安心できる部分もありました。
そうして人間との気持ちのキャッチボールができるようになった頃にはチャコ自身の表情や仕草にもゆとりが感じられるまでになったのです。そんな平穏な暮らしがしばらく続いていたときに10月12日の台風19号が関東を直撃したのです。
おぃちゃんの木造の小屋も過去の増水をも耐え抜いたそばにあった大きな木も、そしてチャコも。そのすべてがあの日の夜に消えてしまいました。台風から60日。チャコの生還はありません。
七海2018 2019.12.13(金) 01:32 修正
チャコちゃんの事も心配してましたが生還していないのですね…。
おぃちゃん達や小西様ご夫妻のおかげで、チャコちゃんの猫人生も辛いだけでなく、
楽しい時を過ごせてて良かったです。
私も「週刊金曜日」、購入しました。
表紙のフウマ君の写真、凄く好きです。
聡明そうな眼差しで風格があってカッコ良いです。
多摩猫達の辛い現実の記事、虐待された猫達の写真、
何回見ても辛く憤りを感じます。
こんなに頑張って生きている猫達が平穏、幸せに過ごせる事を願ってます。
記事の写真のチーチちゃんの幸せな表情を見て、台風の被害にやりきれない思いです。
チャコちゃん、チーチちゃんをはじめとする行方の分からない猫達が何処かで無事でいて欲しいです。