10月の台風以来、初めてシロ&チビのおぃちゃんを訪ねました。気にかけていたものの、それぞれの地域の状況が思いのほか厳しいので広い範囲の河川敷の安否確認などを続けているうちに今日になったのです。
現地に着いて真っすぐにおぃちゃんがいた場所に向かいました。案の定、ガレキが散乱したままでそこにあった小屋やシロ&チビが暮らしていた名残も何もかもが消えていました。
いったいおぃちゃんはどこに ?
しばらくして他の方に聞くと、少し離れた場所にとり合えずの雨露を凌げるテントで暮らしているとの事でした。林の中を進んでいると私の姿を見たおぃちゃんの「おーい、おーい」といういつもの大声が聞こえてきました。
台風の直後はどこにも行き場がないので、河川敷に設置してあるトイレで夜を明かしたそうです。シロ&チビはあの日の夜の濁流から運良く逃れることができたようで、2匹ともずぶ濡れになってガレキの中で固まっていたそうです。
小屋もすべての私物を失ったおぃちゃんは「とにかく、こいつらが可愛そうで」と思って自らが食べることも後回しにして何よりも先に2匹のための猫小屋を作ったのです。それからすぐに流されてしまった猫フードを買ってきて与えたのだそうです。
今は地面が底冷えのするテント暮らしですが、小屋を作るための資材を集めているところです。今日はシロの元気な姿を見て安心しました。薄い三毛柄のチビ(♀)の姿はたまたま見れませんでしたが元気でいるそうです。
フード&日用品などをお渡しして多摩川中流域を後にしました。
I.M. 2019.12.16(月) 08:43 修正
自分はテント、真っ先に猫の家を作る
どれだけ愛情深いのでしょうか。
優し過ぎるから、社会の色々が生き辛いのでしょうね。
おいちゃん達の本当に感謝です。
年末年始、少しでも過ごしやすいように
と願っています。