ロク達がいる所、他を訪ねました。おぃちゃんの小屋の近くには見慣れない遠慮がちな小さな小屋ができていました。最初はちょっとした物置のために作ったのかなと思っていましたが、新たに多摩川にやって来た方の小屋だということでした。
なんでも、新型コロナの影響で職も住居も失ってここまで流れて来た方だということでした。ご本人は留守でしたが、小屋の作り方も、何も分からないのでロクのおぃちゃんがその方のために、その殆どを作ってあげたという事でした。
ロクは変わりなく平穏に過ごしていました。おぃちゃん他の顔見知りの方にはかなりの愛嬌者のロクですが、知らない人が通りがかるとアッという間に姿を消してしまいます。そんな訳でロクには虐待の心配は少ないのです。
長年、多摩川で暮らしてきた我が家のミータン(元ミケ)は保護して一年が過ぎて今年で27歳を迎えました。慢性の目ヤニはある程度止まりませんが、特に病気もありません。
保護したときは右前肢が骨折していましたが、完全に治癒して数ヶ月経つうちに両前肢がやや内股気味に少し曲がってきました。
これは、年齢によって関節が弱ってきているためです。歩行も通常の成猫とは異なる、猫らしいしなやかな歩きとは程遠いものがあります。
しかし、食べることへの執念はなかなかのものです。これが今まで特に大病もせずに生きてこれた理由の一つなのでしょう。目や鼻の周りが汚れたままのようにも見えますが、年齢により体毛が抜けて地肌が見えているからなのです。
一日、一日を区切りにまるで階段を上るように生きている感がします。
ねこやしき Mail 2020.07.03(金) 10:11 修正
コロナの影響は病気そのものだけにとどまらず、多くの人たちに悲しい影響を及ぼしています。
多摩川に新たに住むことを余儀なくされた方たちに示す
先住のおいちゃんたちの思いやり深さに感動します。
レンマのおかあさん、ミータンが小西さん宅で幸せそうにしている様子に、心から嬉しく、感謝の思いでいっぱいになります。
ロクも関係者以外の人に警戒していて、虐待の心配も少ないとのことで、安心しました。
小西さん美智子さん、ほんとうにありがとうございます。