先週、タゴのおぃちゃんの小屋の前に何者かによって置き去りにされていた鳥カゴに入った3羽のセキセイインコの行き先が決まりました。
多摩川は寒いのでおぃちゃんはカゴにビニールを巻き、北風を凌ぎます。そして夕方になるとジャンパーをすっぽり被せて静かに眠れるようにしています。
3羽のうちの1羽(♂)は片方の足を痛めていて止まり木を摑むことができない状態ですが、おぃちゃんはこのインコだけは面倒を見ることに決めて「最後まで面倒をみたいから誰にも渡さない」と言います。私はおぃちゃんと会って約10年になりますが、動物にとてもやさしい方だし、現にとてもお世話好きなので私は何の心配もしていません。
そんな訳で残りの健常な2羽の飼い主さんを募ることになりました。20(日)夕方にはすでにセキセイインコを飼育されている方が息子さんと同伴でタゴのおぃちゃんの所まで引き取りに来て下さいました。
息子さんがインコのことにとても詳しく、その事がおぃちゃんとしてはとても嬉しかったようです。インコ(♂)を連れてお帰りになった後で「あの子がインコを見ている目が輝いていた。あんな家族だと間違いなく幸せになれる。あぁ、良かった」と何度も繰り返すのです。私も本当によい飼い主さんと巡り合えて嬉しく思いました。
そして、本日は私がタゴのおぃちぉんの所からお届け先の都内まで搬送することにしました。飼い主さんを探してみて、見つからない場合はご自身が飼育されるという事です。
その方は以前にも身寄りのない多摩ねこを2回も引き取って下さったことのある方で私ども夫婦も日頃から何かとお世話にもなっている長いお付き合いのある方です。
暗くなる頃にお届けすることができました。インコ(♀)にとっては長旅だったようでしばらくは緊張していましたが、夕刻という事もあり、カゴにタオルを被せてもらい少し暗くなるとやっと止まり木に掴まって静かに落ち着きました。