他を回った後にタゴのおぃちゃんを訪ねました。おぃちゃんの食いっぷちであったシジミ捕りは2019年10月の台風の影響ですっかり捕れなくなったままです。
その大型(アサリくらい)で味の濃いシジミは都内の料亭などに卸される立派なものでした。当時のおぃちゃんの小屋の前にはシジミを入れる生け簀 (す) があって、そこに沢山のシジミが出荷を待っていたものです。でも、今では水に身を投じて頑張ってみても1kg しか捕れないだろうと言います。
一方、猫たちは全員元気で過ごしているようでした。夕方近くになると市街地に遺棄されていたチャトラが土手を超えておぃちゃんの所までご飯を食べに来ます。そして、朝まで河川敷にいて明るくなるとまた市街地のどこかに帰って行くのです。
元々、おぃちゃんはタゴという名の犬をこよなく可愛がっていました。タゴは2013年の9月3日、16:00頃に急死したのですが、その詳しい原因も分からないままおぃちゃんは悲しく寂しい思いをしました。なので、それまでに私が撮影したタゴの写真でも差し上げようかと密かに思っていたのですが、おぃちゃんとの普段の会話の中から、タゴを思い出すと余計に悲しくなって気持ちが滅入ってしまう・・ということを私は察したのです。
ところが、近年になっておぃちゃんはタゴのことを懐かしくも佳き思い出のように話すことが多くなったことに私は気付いたのです。タゴが亡くなって8年経ちます。
以前のように暗い表情を見せることはありません。
おぃちゃんはもう少しで89歳の誕生日を迎えられます。その前祝という訳でもないのですが、タゴの写真を大きく額装してお渡ししました。思いのほかとても喜んで下さったのでホッと安心しました。
きのこ Mail 2021.03.11(木) 14:49 修正
2月も3月もカレンダーの仲良しさん、悲しい事があっても、小西さんの写真で生きていた命をお知らせいただき、手を合わせます。
僅かですが、今日美智子さんの多摩ネコ基金へカンパいたしました。
あたたかくなると、虫が出て来るし、夏を過ぎれば台風に悩まされ、河川敷のネコたち、おいちゃん達、辛い日々でも、頑張ってくださいませ。にゃエラ見ました。