今日は毎日の場所(約3km四方)を移動しました。どの猫もお腹をすかせているのでガツガツと食べてくれます。高齢のチャッコも頑張っています。今日はモンプチ缶にカロリーエースを溶かし込んだ流動食にして与えました。ほんの少しだけ食べた後に水を飲んでいました。ずっと以前より口内炎の具合が悪くても食べることに関しては執念があるようで、そのせいで今も生きながらえています。以前にも記しましたが、この場合は病院で治療しても完治するようなものでもありません。体も細く小さくなっていますが、その日一日を精一杯生きています。
マミヤも気がつけばいつの間にか私の足元に居ました。この時期、深く生い茂った草むらの中でじっと待っていたのでしょう。今日はコズルの去勢手術を予定していたので病院に搬送しました。慣れないキャリーに閉じ込められて鳴いていましたが、無事に戻ってくるのを楽しみにしています。
多摩川138kmの両岸には様々な厳しい環境下で生きざるをえない不幸な猫がたくさん居ます。冷酷な人間に見捨てられた猫の殆どは飢えと衰弱で苦しみながら息絶えていきます。そのうちの数10匹、又は100匹に1匹くらいの猫が運良くホームレスさんの志によってかろうじて命を繋げる可能性がでてくるのです。それでも、その多くは食事の絶対量を摂取することができず、免疫力を無くしてやがては衰弱し、病気になって死んでしまいます。
そんな猫たちに対して飼い犬を仕掛けて噛み殺させたり、刃物で切りつけたり、エアガンで目を射抜いたり、毒殺したりと人間の横暴で理不尽な態度が限度なくかい間みられるのが「多摩川河川敷」でもあります。
虐待は捨てられたときから始まり、河川敷で生きることを強いられた不幸な猫に対してもとめどなく続いています。そんな中でも特に悲惨でむごたらしい死をとげた猫の数も多いものです。私は現場を移動しているうちに、そんな猫の居た場所に「おじそうさん」を置いてやろうと自然に想うようになりました。
ある程度、雨風に耐えられるような物をと「焼き物」にすることにしました。陶芸家の大野哲氏にお世話になり、「タマ猫地蔵」が自分なりに完成しました。該当する猫の居場所だった所の片隅にひっそりと置いてやろうと思います。台風などでの増水があれば、川底に埋ってしまうかも、また太平洋まで流されるかも知れませんが、それはそれとして自然でしょう !
気がつけば、想い立ってから約2年の月日が経っていました。
ヨッシー Mail 2011.07.29(金) 09:45 修正
小西様 毎日 本当にありがとうございます。
タマ猫地蔵 もしできたら、場所教えてください。
せめて側にお花 供養の気持ち 伝えに行きたいと思います。また、少しですが タマ猫基金に送金したいと思います。