4月10日、多摩猫達のお世話に回っている時、夕方携帯が鳴りました。公衆電話からでした。
府中で7匹の猫と一緒に暮らしているОさんからでした。
何か困った事があればいつでも連絡くださいと電話番号を教えています。
4月初め3~6日までに雨が続き、やっと7日に府中猫達への支援物資を運び、Оさんの所も支援に行きました。一日の気温の温度差があまりに激しいので心配でしたが、Оさんも猫達もなんとか頑張ってくれてました。猫達も不妊去勢手術の術後経過も良く、良く食べて体が一回り大きくなっていましたので安心して帰りました。
その3日後にОさんから電話があり、生まれてまだ目も開いてない子猫を5匹、昨日の夜置いていかれました。持って来たのは顔見知りの60代の男だそうです。Оさんは飼えないと言って断ったそうですが、その男は、だったら子猫を燃やすか埋めてしまう・・・などと言い放ったそうです。
Оさんは子猫を断ったら子猫が殺されてしまうと思い、断れなくなって引き取ったのです。Оさんは悩みに悩んで私しか頼る人もなく電話してきたのです。
私は話を聞いて、次の日(11日)Оさんの所に行く決心をしました。
Оさんは私が7日にお渡しした支援金(五千円)から翌朝ミルクや哺乳瓶などを買いに行って、子猫達にミルクを与えてくれていました。
そのОさんの優しい命への思いやり、Оさんなりに懸命に努力をして下さり、心から感謝しました。ミルク代等(3千円)お渡ししました。
子猫5匹は少し弱っていて、鳴く力も弱く低体温になっていました。放っておくと危険な状態です。
生まれたばかりの子猫が母親から引き離されてしまっては生きていけません。
ミルクの飲みが悪いです・・・とОさんが言ったので、子猫は弱ってて哺乳瓶の乳首を吸う力が無いのかもしれないと思い、私は持参してた細いシリンジでミルクを与えました。シリンジで口の中にほんの少しずつミルクを入れると飲み始めました。
9日に棄てられ、まともにミルクを飲んでないのでお腹は細く、触るとフニャフニャです。子猫5匹はこのままだと明日は死んでもおかしくない、助からない状態だと思いました。この子猫達を助けれるのは私しかいません。
私も毎日の多摩川の猫達のお世話や支援回り、そして家の保護猫達の世話、病気猫の世話などとても忙しいので、本当に苦しい状況でありますが、今は悩む時間もありません。
なぜなら、この子猫達は棄てられて3日目、死と直面している状況に置かれているのです。3~4時間おきにミルクを飲まないとみんな死んでいきます。
子猫達をなんとか救えたらと、
子猫5匹を保護しました。
それから 皆様にお知らせがあります。
実は今月中に引っ越しをします。
狭い2Kのスペースで長年頑張って猫達を保護してきましたが、
今も病気の猫達にストレスや苦労をかけております。
そして、これ以上の保護が困難、限界に達しています。
引っ越しの準備も大変で、毎日の多摩川のお世話もあり
そして、子猫5匹を緊急保護してお世話しています。
体調がおかしくなるほど時間に追われ動いています。
子猫は2匹でも大変ですが、5匹ですのでお世話の時間は2倍、3倍とかかります。一日の中で6~7回のミルクのお世話、オシッコやウンチの世話など8時間はかかります。
今日はこのあと、0時、4時、8時にミルクです。その前後に準備もあります。睡眠時間が取れなくて本当に辛いです。
今日、夕方子猫1匹がお世話の甲斐なく息を引き取りました。
必死にお世話しましたが、とても厳しい状況に居る子猫達でした。その中で子猫達は頑張って必死に生きようとしています。
他の4匹の子猫達も元気に育つまで油断はできません。
もう一匹も気になる症状があり、安心はできません。
とにかく必死に頑張っております。
皆様、いつもご支援して頂いて本当にありがとうございます。
皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
どうぞ見守っていて下さい。
今日は慌ただしい緊急の報告になりましたが、
いつか詳しくご報告いたします。
小西美智子
I.M. 2014.04.17(木) 08:27 修正
やさしいおいちゃんに付け込んで子猫を置いていく。
いたたまれません。
でも、生きる道筋が少しでも見えてよかったです。
大変な時に大変な事。支援物資を送ることも今は出来ないですし、言葉をかけるしかできません。
どうか頑張って生きてほしい。そして、素敵な家族に巡り合ってほしいです。