最近は雨が降ったり晴れたり天候は安定せず、寒暖差がある日も多かったのですが、少しずつ昼間が暑くなって夏が近づいてきてるのを肌で感じます。4日前から雨上がりに蚊や虫が発生してきてます。これから梅雨に向かって猫達も大変になってきます。
少しずつ、子猫達の成長記録を報告していきたいと思ってますが、多摩川でも日々色んな事が起きていますので相変わらず忙しく時間に追われる日々です。
ゴクゥとコクタンが亡くなって、2匹の分まで残った3匹には生きて幸せになって欲しいと・・・その思いで、3匹の命を守り元気に育ってほしいと祈るように願い、一日一日気の抜けないお世話が続きました。お陰様で3匹は今どんどん大きくなって健康で元気に成長しています。
この5匹が捨てられたのが生後4~5日と推測してますが、とりあえず4月5日生まれという事(仮定)にしたいと思います。
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私は引っ越ししてからずっと寝袋を利用しています。保護してすぐはお世話で寝れない日々が続きましたが、子猫達が入ってる段ボールを傍に置いて、少しでも寝袋で仮眠を取るようにしてました。子猫が鳴いたり何かあればすぐに起きて対応できるようにしてました。
4月はまだまだ寒い時期でした。朝晩の温度差も激しく子猫にとっても体調管理が難しいです。
子猫達の体温が下がらないよう常に気を遣って保温する事に心がけお世話をしました。段ボール箱の中は一定の温度に保っていて、箱を開けて中に手を入れると少し熱いかな~という位の空気が充満してる感じでちょうど良いです。眠ってる子猫の体を触ると温かいです。
授乳の前に全員のオシッコ取りをしますが、その際に箱から5匹全員を出すのではなく、箱から一匹出してオシッコを取って、また箱に入れ、そして次の子猫を箱から出してオシッコを取って、また箱に戻して・・・と一匹ずつ順番に箱から出して箱に戻す、という風にしながら行います。箱の中と部屋の温度差があるので、待ってる子猫の体温を冷やさないために私はやってます。
オシッコだけでなく、授乳の時も順番に一匹ずつ箱から出して飲ませたら箱に戻して、次の子猫を出して飲ませます。
5匹いる時はとても時間がかかります。
オシッコがお腹に溜まってるとミルクが飲めないので、なるべく授乳の前に一度オシッコを取ります。局部を軽く刺激するように、ティッシュで擦ってあげればジワーッと涙の粒のように浮き出て来ます。ティッシュをぬるま湯に少しつけてから擦っても良いし、あるいは中指で局部を摩ってあげるだけでもオシッコが出てきます。
擦って出て来るオシッコをティッシュでどんどん吸わせながら全て出し切ってしまうようにします。
そして、授乳後も少ししてオシッコを再び取ります。
そして、私は再度、ミルクを順番に飲ませて行きます。
子猫が一回に飲むミルクの量など気にしないで、とにかく子猫が欲しがるだけ、飲みたいだけ、飲めるだけ飲ませます。
その意味で、ミルクを作る時は想定量よりも多めに作って、飲み残しのミルクは勿体ないですが廃棄します。
ミルク缶等の説明書に書いてある一日あるいは一回に飲む量などはあまり気にしないで(参考程度にして)、子猫は一匹一匹、個体差もあり状態も違いますので、その子の状態に合わせる事が一番大事です。
補足しますが、ミルクの作り方だけはは説明書の通りに作る事が大事です。それは母猫のミルクの濃さと同等に近づけるための分量ですので守った方が良いです。適当に作ってる人のミルクは殆どが薄いミルクで、水分量が多いために子猫が下痢になります。実際、説明書通りに作るとミルクはかなり濃い状態に仕上がると思います。粉とお湯の配分を正しくしてないと水が多過ぎて摂るべき栄養が取れず、水分が多過ぎると必ず下痢になってしまうので、子猫の発育途上段階の腸を壊してしまうと大変です。正しい作り方でミルクを与えていれば必ず良いウンチの正常便が出ます。
また、ウンチについては後程書きたいと思います。
それで・・・、
[オシッコ→授乳→オシッコ→授乳→オシッコ]
私はいつもこの5つの工程をやってます。すると子猫はたっぷりミルクを飲み終えて深い眠りにつき、たっぷり寝ます。
母猫は常時そばに付きっ切りで子猫は飲みたい時にいつでもお乳を飲む事ができますが、人間が人工で育てるのですから母猫のようにいきません。ので、飲ませれる時にたっぷり飲ませる事がベストだと思ってます。
ミルクに関しては市販の子猫用ミルクを使用しますが、種類もたくさんあります。私は子猫には昔からゴールデン・キャットミルクを使ってます。ロイヤル・カナンも良いです。エスビラックも良いですが、ゴールデンの方がサッとお湯に溶けるので便利です。
大事なのは子猫の好みに合った物を与えるのが良いと思います。
よく飲んでくれれば何でも構わないと思いますが・・・、やはり
ミルクも良質な方が良いと思います。
ゴクゥやコクタンが順調に飲めるようにならなくて本当に辛い思いをしました。正直言って、今でも何が原因だったのか・・・分かりません。
もっと早く保護できていれば頑張ってくれたでしょうか・・・体力が無い子達にとってあまりに過酷過ぎる状況だったのかもしれません。
産まれて間もない100gあるかないかの体のゴクゥを病院に連れて行ったとしても、病院でできる治療はありません。せめて生後1ヶ月位であれば何かできたかもしれません。
小さな体は一生懸命生きようとしているのが伝わってきました。それに応えたくてただただ体を温めて続けて体をマッサージしてみたり、時間をかけてほんの少しでも1ml、2mlでも飲んでくれて、とにかく栄養をつけるしか助かる道はないから・・・と必死にお世話しましたが、ゴクゥとコクタンを助けれなかった事が今も悔やまれます。
ゴクゥもコクタンも大きくなれず、亡くなる時は小さな体のまま
他の順調に育ってる子猫達とはまるで同じ兄弟とは思えないほど、どんどん体の大きさに差ができてしまってました。
皆様に、もし生後間もない子猫を保護されるような事がありましたら、私のような者の育て方の経験でありますが、何か少しでもお役に立てれる事があればと思いまして、参考にして頂ければと思って、気が付く限り思いつくまま書き綴っております。その分、話が前後したりするかもしれません。お許しください。
乳首もメーカーによって形、大きさ、硬さ(柔らかさ)が違います。乳首の穴も開け方によってミルクの出が悪かったり、出過ぎたりするので子猫が飲みやすい状態にしなければなりません。乳首の状態によって子猫がミルクを飲み易かったり、飲み辛くて嫌がったりする原因にもなったりするので、あるいは誤嚥になる事もあり、注意が必要でこれは結構大事な点です。最初から先端が十字カットされてる乳首もあります。いずれも子猫に合った状態に調整してあげる事が大事です。もちろん、ミルクの温度が熱かったり冷めてたりしていても飲むのを嫌がったりします。
(飲ませる時の哺乳器の角度も下からでなく、上から45~60度位に傾けて乳首に空気が入らないようにして授乳して下さい)
ゴクゥやコクタンもミルクを飲めるようになって欲しいとミルクの種類を変えてみたり、哺乳器の乳首を吸いやすい様に先端が柔らかい物や大きさも変えてみたり色々試しましたが、この2匹の場合それが直接の原因ではなかったようです。
でも、5匹はそれぞれに乳首の好みがあって、一時期は3種類を使い分けてた時もありました。最終的にはロイヤル・カナンの乳首に落ち着きました。この乳首の細さや形と柔らかさが子猫達に一番合っていました。森乳の乳首は細くて硬いので乳飲み子の体力が無い弱っている子は吸う力も弱いので吸い辛いと思います。
乳首は他のメーカーなどたくさん種類がありますので、試されてみても良いと思います。(続く)
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坂ち 2014.05.30(金) 09:06 修正
おはようございます。
乳のみ子猫をお世話した事が無いので
その大変さが、こちらのブログでわかりました。
どうかお身体崩しません様に!
ミルクも水分が多すぎると、下痢をしたり
栄養がちゃんと取れなかったりするのですね?
一番母乳がいいのは、人間も猫も同じなんですね。
これから、この子猫達に明るい未来が待っています様に。