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タマ猫日記~857

2014.06.07

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橋の下での大人数のグループによるバーベキュー以外は実に閑散とした河川敷でした。雨は3日前から降り続いています。おぃちゃん達の小屋も物静かです。昨夜は多摩川の水位を見守るために殆どのおぃちゃんは眠る事ができなかったでしょうから、今にして休んでいるのでしょう。実際に一部の方は土手に近い場所に避難されていました。
ミー(♂)は小さな隙間で雨を凌いでおりました。私の気配を察すると人恋しい猫ですから出て来ます。普段は必要以上に鳴くことのない猫ですが、異様な声で鳴き続け、目線も泳いでいます。長く降り続く雨風と寒さでストレスを溜め、それに空腹であることを訴えていました。以前はおぃちゃんが面倒を見ていましたが、今は宿を持たない猫として生きています。
雨も降っていますが草には露がついています。猫がほんの3~4m草の中を移動しただけでびしょ濡れになり、例え毛づくろいをしても簡単に乾くものでもなく、そのまま濡れたまま夜を迎えなければならないのです。
こんなふうに宿の無い猫は特に不憫です。昨年捨てられた子猫の兄弟も肩を寄せ合うように生きています。