不順な天候が続いていますが、多摩川は多湿な場所なので市街地よりはずっと蒸し暑かったです。
カトチャン達 、10数匹の猫もそれぞれの居場所で過ごしていました。やはり、木陰や物陰をうまく利用して強い日差しを避けています。活動的になるのは夕方以降ですから、そのぶん昼間はそれとなくゆっくりとしています。
ライオンマルも幼い頃は度々体調を崩し、その度に治療が必要な猫でもありました。一時は我が家で保護したこともある猫です。そして、多摩川での厳しい環境に身を置いて寒い冬も何度かのり越え、気がつけば今年で４歳です。我ながら時が経つのを早く感じる今日この頃です。
ゲンは病院で処方された薬をフードに混ぜたものを毎日食べています。食欲があるために必要な分量はすべて体の中にとり込まれています。最近は右後肢の傷口の痛みも柔らいだのか、多少は精神的に落ち着きがでてきた様子です。
それでも警戒心がすこぶる強い猫ですから、容易に保護することはできません。万一、強引に保護(捕獲)した場合にはショック死する可能性も多分にあるからです。
先週末はゲン専用の小屋が完成し、竹やぶの中のゲンのテリトリーに設置しました。最初は小屋そのものを怖がっていましたが、先日の集中豪雨の日にはちゃんと小屋の中で雨宿りをしていたそうです。どうやら気に入ってくれたようで、周囲で見守っているおぃちゃんもホッとしています。
そんな訳でゲンに対して気遣ってくれる複数のやおぃちゃん達と共に治療を続けながら見守っていきます。
今日は悲しい一報がありました。多摩川を移動中にときどき立ち寄らせてもらっては一休みしていた所のおぃちゃんが亡くなりました。23日の夜はお元気そうな姿を見た方がいるようですが、その後に亡くなったようです。今日の午前11時30頃に発見され、国交省や警察を経て午後には霊柩車で搬送されたと聞きました。亡くなったおぃちゃんの小屋の前では仲間の方々が集まってしめやかにお酒を飲んでいました。持病をお持ちだったので、それが原因かも知れません。
墨詩家 かとうしこう様の書
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