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タマ猫日記~871

2014.07.18

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雷鳴が聞こえても雨は降らず、相変わらず大気が不安定な天候が続きます。多摩川に出かけるときはいつも前日から当日まで何度も予報をチェックします。それでも河川敷は範囲が広いので予報は場所によっては全く的外れの結果になることがしばしばです。そんな時はその場所の風向きや雲量で判断するとかなり正確に予想が当たります。
電車と徒歩でちょいとばかりご無沙汰していたおぃちゃんの所に行ってみました。おぃちゃんは猫たちの主なテリトリーに河原から集めてきた小石を敷きつめているところでした。かなりの量の小石を運んでいたので結構大変な作業ですが、多摩川に生きる猫たちのためには理にかなっています。
これからの時期は場所柄湿気も多く、地面には目に見えない細菌がたくさん繁殖しています。腕や手などの素肌を地面につけて撮影などをしていると、ときどき肌をビリビリと電気が走るような独特な痒みを覚えることがあります。そんな事もあり、多湿な地面からの細菌によってそれが猫たちの皮膚病の原因になるのです。

そんな場所ですから小石を敷きつめるとそれだけで随分と清潔を保てるとの信念をおぃちゃんは持っているのです。それでも12匹の猫のうちの3匹は皮膚病の兆しがありました。
そして、カナオは首に大きな外傷を負っていました。詳細は分かりませんが、不潔な爪で掻いてしまうので傷口がどんどん広がっています。激しい痛みと痒みで気の毒です。

カナオには外傷を抑える塗り薬と化膿止めを投与しました。これで少し様子を診てから薬を続けるのか、薬を変えてみるのかを判断することにしました。処置を終えた頃におぃちゃんが缶コーヒーを私に買ってきてくれました。申し訳ない気持ちです。

コメント一覧

ぷくりん 2014.07.19(土) 18:25 修正

猫の為に小石を敷き詰めてくれるおぃちゃん。
なんて心優しいのでしょう。
カナオちゃんの傷、痛々しいですね。早く治りますように。
不安定な天候で、おぃちゃんや猫たち、そしてお世話をする
小西さん達も本当に大変ですね。
過ごしやすい気候が続くよう、祈るのみです。

I.M. 2014.07.20(日) 06:24 修正

蒸し暑い河川敷で我が身を惜しまず猫の為に石を敷き詰めるおいちゃん。泣けてきます。どんだけ優しい心の持ち主なんでしょう。きっと、ご自分の飲食を削って餌をあげてくださっているんでしょうね。
今年の梅雨は、まるで亜熱帯のスコールの様な雨の降り方です。毎日しとしと降る雨とは、まったく様子が違います。どうか何事もないように。
そして、これからの酷暑。過ごしやすい時期が本当に短い河川敷での毎日を体に気を付けて過ごしてほしいです。

なな 2014.07.22(火) 18:32 修正

カナオくん、傷がひどくて痛々しくて可哀想ですね、、。
かゆくて、自分ではどうしようもなく、掻いてしまうのですね。
小西さん、お薬をありがとうございます。
少しでも早く傷が治りますよう、私も祈っています。
猫たちは日々、過酷な環境と戦い、生きることに一生懸命なのですよね。
どうかこれからの夏の暑さに負けず、無事に元気にいてくれますように。。

しっぽ 2015.05.26(火) 11:03 修正

先日の新聞記事を拝見しました。
小西さんご夫婦の活動に、心より感謝申し上げます。
私も微力ながら、応援させていただければと思います。

本日の記事も読ませていただきました。
生活保護は申請の意思がある場合、役所は拒否できません。
もし、どうしてもつっぱるのであれば、支援団体の方とご一緒されてはどうでしょう。人権擁護をしてくださっている弁護士さんなども応援してくださると思います。
要は一人で戦わないことではないでしょうか。

ヒロエ Mail 2015.05.26(火) 12:26 修正

先日の朝日新聞で初めて猫ちゃんたちの事を知りました。
それ以来、ブログを必ず読ませていただいています。
小西さん、おぃちゃん、本当にありがとうございます。
これからの暑い季節、どうぞ体調を崩されないよう、
お気をつけ下さい。