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3匹一緒の幸せ~夢のようです

2014.07.21

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 皆様にいつも温かく見守って頂いて感謝でいっぱいです。

 今日は(20日)、夕方からの雨予報でしたので、早めに少し急ぎながらの猫達のお世話や支援回りをしてました。あと少しでお世話も終わるという時に雨が降り始めてきて、雷が鳴り始め、急いで猫達に食べさせました。暫くして、いきなり激しい豪雨となり、地面を叩きつける激しい雨で水捌けの悪い河川敷はあっという間に水が足首まで上がって地面を流れ出し、側溝からも水があふれ出し、河川敷を上がる坂は川のように水が集中して流れて、自転車で帰るのもやっとで大変でした。色々と雨の心配な時期で忙しい日々でしたが、そろそろ梅雨明けです。

 皆様に、嬉しいお知らせをいたします。

 ポンポコリンの里親募集をして、飼い主さんを見つける努力をしておりましたが、なかなか飼い主様が見つからずに半ば諦めかけておりました。
色々と知り合いに声掛けもしてました。そんな折・・

 7月7日、多摩猫達を支援して下さってるHさんが、三匹に飼い主さんがまだ見つかってない事を心配して下さって、ご主人様と相談して三匹を飼いたいと申し出て下さったのです。

 Hさんは4年前に私が保護した一匹の子猫を飼って下さっている方です。

 2010年の事ですが、一匹の子猫を保護しました。その時の光景は今も目に焼き付いて離れません。子猫の悲鳴とも聞こえる鳴き声が聞こえ、慌てて鳴き声のする方へ走って子猫を捜し、すると二羽のカラスに追い詰められ逃げ場も失い、茂みの中で交互に突かれながらも子猫は精一杯両手を振り上げて必死にカラスに抵抗し大声で鳴き叫んでました。カラスは私が近寄って追い払ってもなかなか引き下がらず子猫を執拗に突こうとしてました。カラスも子育てで獲物を捕まえようとしている時期で必死だったのです。私も必死にカラスを引き離し、恐怖でパニック状態の子猫は私にも怯えて抵抗しましたが、なんとか危機一髪、子猫を救う事ができました。
 その一匹の子猫を保護して里親募集していました。

 その子猫をHさんが飼って下さり、三太郎という名前で立派に大きく成長して、年賀状で三太郎の成長記録を写真で載せて下さったり、Hさんの深い愛情で可愛がられて今も幸せに暮らしています。

 Hさんご夫婦は三太郎と先住猫のピーちゃんもいて二匹と暮らしておられますが、三太郎がまだ若くて遊び盛りなので、もう一匹子猫を受け入れたいと考えておられる時期でもあったようです。
 奥様はリンを飼いたいと思っておられましたが、
ポンポコリンがとても仲良く暮らしているという事で、兄弟が一緒にいる事が自然な形だとご主人様が言って下さり、ご夫婦で話し合った結果、三匹を一緒に責任持って飼いたいとおっしゃって下さいました。
 そして、Hさんは子猫達の記録のブログを読み返して、涙して、「三匹にはゴクゥとコクタンの分まで、元気に長生きして幸せになってもらわないといけません。皆で繋いだ命、責任を持って育てたいと思います」と真剣に私に言って下さいました。

 なんと有難い、この上ない幸せな気持ちでいっぱいになりました。私も涙が出ました。一匹だけ貰って頂いてもとても有り難い事だと思っていましたので、3匹一緒に貰って下さるなんて・・・

Hさん、本当にありがとうございます!!!

 ポンポコリンにこんな最高の巡り合わせが待っててくれていたなんて・・・信じられない喜びです。天国に逝ってしまったゴクゥやコクタンが力合せて幸せを運んでくれたのでしょうか。。。

 全ての事に感謝しています。そして、いつも皆様が暖かく見守って下さってる祈りが神様に通じたような気がしてなりません。
 皆様、本当にありがとうございます。

 7月19日(土)、ポンポコリンをキャリー2つ(一匹と二匹)に入れて、普段食べている子猫用ドライフード&パウチ・缶詰も持参して大荷物となりまして、都内、世田谷区在住のHさんのご自宅までタクシーでお届け致しました。

 Hさんご夫婦に久しぶりにお会いできて嬉しく、そして立派な猫になった三太郎やピーちゃんにも会えて、本当に嬉しい限りでした。
 
 ポンポコリンとご夫婦が対面して、人懐こい三匹はお二人に触られても何も驚かず自然に溶け込んでいきました。

 三匹は私が愛情注いで育てました。人が大好きで信頼してて、そして他の猫にも擦り寄っていく性格です。

 私と奥様が色々とお話ししてる時もご主人様は三匹をずっと遊んで下さってました。猫に対しても細かな配慮をして下さって、いつも猫達の暮らしが快適になるようにと考えてくださってます。
 三匹が家に来る前に四段ケージを買って、暫くの間、子猫達が慣れるまでと準備して下さってました。広々としたケージなので運動も充分にできます。ケージの中にご主人様がトイレを置くとすぐに子猫は勝手に中に入ってオシッコもしてるので、それに感動しておられました。

 Hさんご夫婦は三匹をとても可愛いと何度も言ってくださって、
猫達が慣れるまでしばらくは大変だけど賑やかに楽しく暮らしたいと笑顔で言って下さいました。注文されてたキャットウォークも届いたりして・・・
それもご夫婦が描いてる猫達との暮らしの夢だったそうです。

 Hさんご夫婦と子猫達はすっかり馴染んで、ポンポコリンは兄弟でオモチャで遊んで、いつものようにご飯も一つの大きな平皿で三匹一緒に仲良く食べました。

 名残惜しい気持ちで、三匹とのお別れの時間が来た時、
私も本当に寂しい思いに駆られましたが、それ以上に、
こんな素敵なご夫婦に貰われて家族として迎えられた三匹の幸せを思うと感謝でいっぱいになりました。またいつでも会いに来てくださいとおっしゃって下さり、嬉しさでいっぱいです。

 帰りに多摩猫達にフードや支援金まで頂いてしまいました。
これから三匹の不妊手術など大変な費用が掛かりますので遠慮しましたが、どうぞ猫達にお役立て下さいと・・・強い優しいお気持ちに押されてしまいました。
 本当にありがとうございます。
 
奥様にお見送りして頂いて、再びタクシーで帰りました。
車中のケージ2つの中には子猫がいなくて・・・、ポンポコリンは今どうしているかな~?とずっと姿を思い浮かべてました。

Hご夫妻様、どうぞポンポコリンの事をよろしくお願いします。


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ご報告が長くなってすみませんが、続きを書きます。


 小西美智子
 
 

コメント一覧

I.M. 2014.07.21(月) 07:31 修正

おめでとうございます。
しかも、ポンポコリン三匹一緒に!!
小西さんご夫妻にとって、この上なく幸せで安心できることでしょう。本当に良かったですね。
そして、家族に迎えてくださったのが、多摩猫にご縁のある方とは。カラスに必死に抵抗していた猫、覚えています。きっと、三匹を守って暖かく見守ってくれることでしょう。
豪雨があったり、これから酷暑が待ち受けている過酷な河川敷では様々なことがあるでしょう。これからも、微力ながら応援していますので、河川敷の命たちをお守りください。
梅雨明けして、厚くなります。お体にはくれぐれもお気を付けくださいませ。