早いもので、あっという間に9月半ばです。
日も短くなって暗くなるのも早いので、毎日のたくさんのお世話と支援回りも時間に追われます。
猛暑が続いた夏から一気に秋めいて涼しくなりましたが、天候不順で雨も多かったり、気温が上がったり下がったりで体調もおかしくなります。
水捌けが悪い河川敷は色んな所に水たまりも多いので、夏を越してもいまだに蚊が物凄く多いのが厄介です。
それでも犬猫達は気温が下がったお蔭で元気が戻って食欲も凄く夢中で食べてます。無事に夏を越してくれて本当に嬉しく感じます。
そして毎日猫達の無事を確認してお世話ができると一日を感謝します。
でも、探しても何日も会えない日が続くと、会えない猫の事が心配で頭から離れず不安になります。皆様にもご心配おかけしていますが、、、
チャンコは行方不明のままです。
ツートは9日ぶりに8/24に会えました!!
茂みの暗がりから薄っすらと黒い頭がゆっくり動いてこちらへ向かって来る姿が見えた時、「ツート!?、ツート!!」と何度も名前を呼ぶと 私の声に興奮して急にスピード上げ小走りでこちらへ真っ直ぐ向かって、ヒャンヒャンと鳴きながら返事をして近寄って来ました。久しぶりの再会は安堵と嬉しさで本当に涙が出ました。
一瞬ですが私は思わず後ろからツートを抱きしめました。普段そんな事しようものなら思いっきり噛みつかれ引っ掻かれますが、ツートも同じく不安な日々で(怖い目に遭ったり)寂しかったのか、ビックリしながらも怒らずに我慢して許してくれました。前よりまた少し信頼の絆が強くなった気がしました。ツートは何も病気も怪我もなく元気で安心しました。お腹一杯食べています。
それから、ダイコも退院後のケアで毎日お世話に通っていました。
お陰様で術後は今の所とても元気で良く食べて体重も増えました。
眼の状態も今の所良好です。ただ、いつまた再発するか分かりませんので、気を緩めず今後も時々通って見守っていきます。先生も気にしておられますので定期的に報告したいと思います。
3月に重症の肺炎に罹って治療したダイちゃんも定期的な支援をして体調を見守っております。嬉しい事に退院してからはどんどん体調が良くなっています。猛暑も頑張って無事に乗り切ってくれました。弱ってた時はおじさんの傍からずっと離れなかったのですが、今は(2匹だけになってしまった)自分とホームのテリトリーを一生懸命守って小屋に侵入してくる猫を追っ払うくらい体力が付いて元気になっています。ダイもホームもいつまでも元気で無事で穏やかに過ごして欲しいです。
猛暑は年老いた猫達の体力を奪うので本当に厳しいです。
猫のナツとイシマツを飼ってるOyさんの所も9年間大切に飼って育てたナツが今年は少し痩せてきて体力が衰えてきていました。
ナツは神経質でおじさん以外の人は触れない、あまり人に馴れていません。
ナツは9年前に小さな子猫の時に捨てられて茂みの中で鳴き続けているのをOyさんが心配して見つけて助けたのです。
2007年の台風の時は濁流に流され、奇跡的に5日目に戻って来たのです。しかし、地獄のような恐怖を味わった猫達の後遺症は計り知れません。
近くまで戻って来ても小屋から離れた茂みに身を潜め、元居た場所の小屋に戻れない日が一か月続き、おじさんは辛抱強くナツを見守りその愛情によってナツは立ち直る事ができたのです。
恐ろしい被害をもたらした台風で猫達は奇跡的に助かっても、その後に体の変調で急に体調崩して突然死をする猫達もいました。いかに濁流に流された時のダメージが大きかったかという事を痛感させられました。そんなナツも今は9歳ですが、年齢以上に想像を超えて体力は衰えていると思います。
定期的に支援と見守りをしていましたが、
8/30、急に体調がおかしくなり、心配したおじさんは仕事に出かけずナツの傍に付き添って看病したそうですが、深夜1時15分頃、ナツはおじさんの膝の上で抱かれたまま安らかに息を引き取ったそうです。
おじさんは心にぽっかり穴が開いたように寂しさで力を落としてましたが、ナツのお墓を作ってくれてました。とても心のこもったお墓でした。私も定期的に支援フードをお渡ししてましたが、いつもナツが好きだったフードをお墓にお供えして手を合わせました。
色んな場所にたくさんの猫達がそれぞれに色んな可哀想な運命の物語を背負って、精一杯生きて一生を終えて行きます。
しかし、捨てられて間違いなく死んでいくであろう小さな命が、運良くおじさんによって発見され助けられ、今まで生きてこられたのです。
ホームレスさんが犬猫を飼ってる事を批判する人がいますが、
批判は犬猫を遺棄する人間にすべきです。
たくさんの猫が無責任な人間によって捨てられてる現実・・・
そんな猫達の命を救えるかどうかは、その現場で
捨てられた猫をその時に発見して助けてくれる人がいるかどうかに係ってるのです。
猫達は大変な暮らしを強いられたかもしれないけど、最期まで可愛がって飼ってくれたおじさん達には天国から感謝していると思います。私も心から感謝しています。
私達は無力ではありますが、そんなおじさんや猫達のような貧しく弱い立場にいる人と動物の味方になり続け、思いやりを持って少しでも手助けできたらと思っています。
色んな場所の犬猫達の支援回りと病気治療などもあって大変忙しくしております。
そして、先日(8/25)私が偶然にも、猫が捨てられているのを発見し保護する事ができました。
ブログで少しお知らせしましたスコティッシュフォールドですが
只今、病院に入院中です(8/27~)。
この報告もいたします。
いつも温かく見守って応援して頂いて、
思いやりのこもった心優しいご支援をして頂きまして、
多摩猫基金、支援物資など
本当にありがとうございます。
ご支援のお蔭で助けられています。
心から感謝の気持ちでいっぱいです。
小西美智子
I M 2014.09.16(火) 23:24 修正
一人ずつが、ほんの少しの優しさを持ち寄れば大きな優しさになる。それを信じて、小西さんご夫妻をずっとサポートできれば良いなあと思っています。
遺棄する人がいなければ・・・。それに尽きると思います。尻拭いを誰かにさせる生き方は良くないですよね。
ましてや、社会的弱者であるおいちゃん達にお鉢が回る現実はどう考えても可笑しいです。