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タマ猫日記~893

2014.10.08

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シャム系雑種ゴン & ナナ達の面倒を見いてるホームレスのおばちゃんの所にも立ち寄りました。ここ数カ月間、この辺りでは次々と猫が姿を消しています。俗に言うところの「猫獲り」です。8月には近くで飼われていた子猫が2匹消息を絶っています。
おばちゃんはそれらしき女性を見た時に声をかけたのだそうです。その女性は2個の段ボール箱を抱えて多摩川を移動していたのでした。猫がいなくなっていることを伝えた後、箱を開けて見せるよう要望したのです。一つの箱の中は空だったそうですが、もう一つの箱については頑なに中身を見せることを拒んだようです。突然、意味不明の言葉を連発していっこうにおばちゃんの要求には応じなかったのです。付近では複数匹の猫が日が経つごとに消え続けています。おばちゃんは河川敷のパトロールで出会う顔見知りの国土交通省の方にそばに設置してある監視カメラを見せてくれるよう懇願したそうですが、それは聞き入れてはもらえなかったのです。

今となってはその不審な動きをする女性を複数の人が目撃しているようです。そして、そばにサングラス姿の男性が付き添っている場合もあるようです。しかし、24時間監視する訳にもいかず、また決定的な現場を目視することは困難です。周囲のおぃちゃん達もいなくなった猫の事を心配しています。殺されて毛皮にされたのか ? 実験動物として会社や大学に売られたか ? 様々な憶測が飛びかう中、近郊のとある猫カフェに売られた可能性が強いという意見も複数あるようですが、定かではありません。

そんな空気が漂うなか、9月中旬には草むらの猫小屋をねぐらにしていたミー(♂)がいなくなりました。ミーと言えば多摩川に遺棄された2002年から私が記録に撮り続けている猫です。(多摩猫カレンダー2014,7月)飼い主が次々といなくなったにも関わらず強運の持ち主で今まで生きてこれた猫なのです。でも、残念ながらこれでもう会うことは叶わない状況となったのでしょう。

それからしばらくして、今度はゴンやナナと同居していておばちゃんが面倒を見ているキン(♂)の姿が消えました。いずれの猫も人懐っこい猫ばかりです。遠出をすることのないキンがいなくなっておばちゃんはとても心配しています。いつ戻って来てもいいようにキンの好物の缶詰を準備して待っています。夜間でも物音がすれば懐中電灯を持って外を照らしてみます。ここのところキンのことが気がかりでよく眠れない日が続いているのです。

東京都羽村市~あきる野市~福生市を回りました。