記事一覧

タマ猫日記~895

2014.10.16

ファイル 900-1.jpgファイル 900-2.jpgファイル 900-3.jpgファイル 900-4.jpg

先月中旬あたりから体のあちらこちらに外傷のある猫がとても増えています。原因は猫により様々のようですが、ある特徴のあるものもあります。例えばアッコ(♀)は臀部の尻尾の付け根付近の側面が赤く腫れています。そして、ほぼ同じ大きさの傷が体の左右対称にあるのです。これと全く同じパターンの傷のある猫がかなりたくさん多摩川で増えているのです。アッコには事あるたびに薬を塗っていて、今は皮膚も乾いていて余り傷口を気にしなくなりました。

同じく臀部の左右対称に傷をもった猫でも傷口が化膿して薄黄色の膿が表面を覆っている猫もいます。これは二次的な要因で傷口に雑菌が入って化膿したものと思えます。これには抗生物質・他で対処しています。
カトチャン15号の尻尾も化膿が酷くて生々しい傷でしたが、今では乾いて傷がかなり縮んできました。しかし、少しばかりの痒みがあるようで傷口を気にしています。
ひと頃はかなり回復していたカナオ(♂)の首の外傷もまた痛々しい状態になっています。屋外で生きる猫には日々いろいろな事がふいに起こります。カナオの場合はおぃちゃんに薬を預けて塗ってもらっています。

7月に当ブログで誰もその名前を言い当てることのできなかった珍しいカメを釣り上げたおぃちゃんの事を書いたことがあります。おぃちゃんはこのカメをゆとりのある大きな水槽で大事に飼っていたのですが、大雨の日に水槽の水が溢れてしまいカメは逃げてしまったのです。しかし、しばらくしてまたそのカメを釣り上げたのです。それは同じ個体だったようです。
そして大雨の日、またまたカメは水槽から姿を消してしまいました。「なにか縁起の良いことがあるかも」と大切にしていたカメがいなくなっておぃちゃんはとても残念そうでした。

私自身も見たこともないカメだったので、カメの飼育をされているとある方に聞いてみたのです。その方が熱心に調べて下さった結果『カブトニオイガメ(アメリカ産)』だということが分かりました。
「もう出会えないだろうね」と言いつつも未練のあるおぃちゃんは川べりに毎日足を運んでいたのです。
そして、つい先日に石の上で甲羅干しをしていたカブトニオイガメを発見、手で捕らえたのです。前回とは別の個体でした。今となっては水槽の水が溢れてもカメが逃げないように工夫しています。おぃちゃんは知人の多い方です。いろいろな人が遊びに来ます。でも、必要以上にそのカメの存在を話しません。
「珍しいカメだから人が騒ぐとカメが疲れるから」と笑います。