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タマ猫日記~896

2014.10.19

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河口付近まで足を伸ばしました。久々のクミ(♀)は元気で過ごしていました。ただ、最近よく目にする臀部、または尻尾の付け根付近に傷ができていました。これが必ず体の左右対称にあるのです。外傷によく効く塗り薬と化膿止めをして様子を見ることにしました。クミの場合は傷口をあまり気にしていないのですが、この左右対称の傷は猫によってはかなり痛々しいものもあります。

ところで、クミのおぃちゃんは今月上旬に襲撃に遭いました。深夜、小屋の中で休んでいるときに複数の若者らしき人物から突然の投石を繰り返されたのです。小屋に石がぶつかる激しい音に驚いたそうですが、むやみに外に出ると危険なので下手に動くこともできなかったようです。若者はなにやら大声で叫びながらしばらく投石を続けたのです。空きビンも投げつけられたようで、何かに当たって割れたガラスの破片が今でも散らばったままです。
夜が明けてから300m ほど離れた場所にいる仲間の所に行くとその方は投石によって頭にケガを負っていたそうです。ケガの程度は幸いにもさほどでもなかったようですが、街路灯のない暗闇で姿の見えない相手から石が飛んでくる訳でこれはかなりの脅威です。

そんな話を聞いているうちにおぃちゃんが一枚の紙切れを見せてくれました。これは昨年に襲撃を受けた際のもので、そのときはおぃちゃんの仲間が警察に通報し、複数の中学生が逮捕されたのです。やはり、ケガを負った方がいたようです。その後、川崎市の教育委員会の方が陳謝に来たときに「何かあったら連絡を」と渡された紙切れです。
こんなふうに河川敷のおぃちゃん達は襲撃を受けることがあります。ペットボトルやタバコ・角材を投げつけられたり、花火を打ち込まれたりします。酷いときはおぃちゃん達が大事にしている猫が殺されたこともありました。殺人事件にまで発展することもこれまで何度もあるのです。