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タマネコ日記~898

2014.10.28

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多摩川の夜は随分と寒くなりました。ゲンもそれなりに限られた狭い範囲をテリトリーとして生きています。これまでは民家から土手を越えてやって来るタマ(♂)が必要以上にゲンを威嚇していました。そして、その度に不自由な体で無理をして逃げるために、切断された右後肢の生傷からは血がしたたり落ちていたのです。そんな訳で処方された薬で今も治療は続いています。
しかし、最近ではタマが姿を見せても幸いなことにあまりゲンを威嚇しなくなったとおぃちゃんは言います。やはり、ゲンは心なしか落ち着いて見えます。それでも、ゲンにしてみれば怖い思いをしたことのある人間に対しての強い警戒心はとても簡単に解けるものではありません。

ライオンマルは寒くなって体毛が少し伸びたたようです。長毛の猫は寒い時期は良いのですが、炎天下の夏はとても気の毒です。カトチャン7号には久々に会うことができました。人間に深い信頼をおく愛らしい性格だけに心無い人からの虐待が懸念されます。多摩川での暮らしは4年目になります。

最近、チャトランは夕方の食事時の出席率が悪くなりました。原因は多摩川のアユです。早朝から水の流れに沿うように鋭い目付きで川面を凝視しています。この長時間に渡る集中力の持続性には驚いてしまいます。その成果も大いにあるようで水中からアユをすくいとった瞬間を目撃した方が2名います。
今日は日没後もずっと水中に目を配り、その場所を動こうとはしませんでした。