2014.12.09
猫たちの治療の帰りにバークレイのおぃちゃんの所に寄ってみました。おぃちゃんは働き者です。一日中ひとときもじっとしていることなく動き回る方です。廃品の整理、修理が終わるとすぐに薪ストーブ用の乾燥させた廃材を使いやすい大きさに切り別けます。それが終わると猫にご飯。そして、生活用水として使う水汲み etc。
限りなく用事があるようですが、私がお邪魔すると一休みして世間話をします。フウカには抗生物質を与え、外傷の手当ても済ませました。夜になると気の荒い茶トラのオス猫が来て、辺りかまわず猫を傷つけるとの事なので困ったものです。
今、おぃちゃんのすぐそばには一ヶ月ほど前からもう一人のおぃちゃんが住んでいます。実は５年前まで隣どおしで住んでいた方なのです。その方はホームレスを脱却して福島に移住し、仕事を見つけて順調に生活ができていたようです。そんな折に原発事故があり、その影響で徐々に会社の業績が傾きはじめ、ついに倒産してしまったようです。そんな事で多摩川に再び戻って来たのです。
いろいろ話しているうちにあっという間に日没です。足元からはしんしんと冷気が伝わってきます。手のひらを地面に当てると氷に触れているようです。多摩川では霜が降り、薄氷が張ります。これは今の市街地ではありえないことです。