小西修の動物ドキュメンタリーBLOG

　急激に寒くなってきました。昨日も強風吹く中のお世話、寒さで身が縮こまりました。猫達は私が来るまで寒さと空腹で緊張した張りつめた顔して待ってます。焦って勢いよく食べる猫達、お腹が満たされると一気に顔がゆるんで穏やかな表情になります。食べさせるとホッとします。
　今年も残り少なくなってきました。今月に入って寒さも厳しくなり、犬猫達を飼って下さってるおじさん達の所も支援回りに追われています。支援物資で頂いたホカロンやインスタントの飲み物や麺類等もおじさん達に配りながら、支援物資で頂いた猫達へのフードも差し上げて回っております。本当にありがとうございます。
　今は日が暮れるのが一番早い時期で４時半になると辺りが見えなくなってきます。時間に焦りながらのお世話や支援回りですが、暗くて見えなくなっても最後のお世話までして６時半までかかります。

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　今日はご心配おかけしておりますチー坊のご報告からさせて頂きます。

　昨日12月９日(火)、チー坊の退院が決まり、猫達のお世話を終えてから急いで病院にチー坊のお迎えに行きました。
　11月8日から約一ヶ月の長い入院をしてました。

　11月に入って様態が急変しまして(それまでは活発に動いて食べて元気にしてましたが)、食べれなくなり、嘔吐もして元気が無く寝てる時間が長くなり、心配になり応急処置で自宅点滴もしましたが少し自分から食べれるようになったものの回復には程遠く、8日に病院に連れて行きました。
　3Kgを維持していた体重は2.55Kgまで痩せました。甲状腺亢進症の治療は生涯続けなければならないのに忙しさにかまけて中断してしまって(先生は私の忙しさに同情して下さいましたが)、私の責任であります。
　先生も仰ってましたが、今回チー坊の症状はかなり深刻で体調が心配で危険な状態でした。

　色々と調べるために生化学検査もして頂いて、肝臓の数値が高いのも気になりましたが二回目の検査の時に数値が下がってくれました。とりあえず問題はないかと思います。
　余談ですが、よく猫を病院に搬送すると猫が極度のストレスや興奮する事で肝臓数値が高く出る事があります。入院中に膀胱炎になる事だってありますから、環境が変わる事で色々と影響する事もたまにあります。
　
　チー坊は甲状腺亢進症なので甲状腺ホルモン検査のため血液検査をして血清総サイロキシンの濃度をチェックします。

　検査結果は参考基準値0.8～5.00μg/dlの範囲を遥かに超え12.30という高値でした。甲状腺治療の薬の量を加減調整しながら検査を繰り返して数値が安定するまで様子をみていきますので時間がかかります。そして
　11/11(1回目)、11/21(2回目)、12/5(3回目)と検査しました。
サイロキシン数値は1回目は12.30(↑高値)、2回目0.54(↓下がり過ぎ)、3回目1.07(基準値内)　で3回目に数値が安定しました。
　この安定した数値が出た時の薬の投与量で今後はしばらく続けてみて、再び検査しながら様子を見守って行く事になります。

　長い検査期間が必要でしたが、症状が重かったために入院中も油断できない状況で時々嘔吐もしていたそうで体調がなかなか安定せず、食べたり食べなかったりが続きチー坊の体力も衰弱しますので、病院では皮下注射、静脈注射点滴しながらの治療、チー坊が食べれる療法食を試して与えてなんとか食べてくれるように工夫して頂いてました。
　チー坊はエイズで免疫不全でもあります。高齢になって少し鼻汁も出て歯もかなり悪いために、抗菌剤のコンペニア注も致しました(11/8)。
　
　今は体調が良くなって安定して、食欲もあり嘔吐もしていません。病院の先生、どうもありがとうございました。
　
　チー坊は人馴れした猫で誰でも触られると喜んでスリスリして甘えるタイプです。なのでチー坊は病院でも落ち着いています。
ただ、チー坊は病院に連れて行く時にキャリーに入れられて狭い中に閉じ込められるのをとても嫌がります。それが一番のストレスになり、体調悪く体力が落ちているのに必死に鳴き続けるのはチー坊にとって辛く私もそれが一番辛いです。多摩猫達のお世話を終えてから病院への搬送も時間に追われてタクシーで行きます。キャリーから出るとチー坊は安心しておとなしくなります。なので頻繁に通院させてストレスをかける事の方が心配で、病院で体調が安定するまで診て頂いたのはチー坊の性格を考慮しての事でした。
私が入院中のチー坊をお見舞いに行った時も看護士さんにばかり擦り寄って甘えてるので苦笑いされてました。
チー坊は多摩川で虐待を散々されていたのに、それでも人が好きなのです。

　チー坊は気が強い所があって辛抱強くそれが生きる力となって必死に頑張ってくれたと思います。チー坊が頑張ってくれて本当に感謝しました。私もチー坊に今までどれだけ支えられたか分かりません。
　退院の時にまた大嫌いなキャリーに入れられたチー坊は帰りのタクシーの中でずっと大きな声で「ナォーン!!」と何度も鳴いてました。
　
　退院して二日目の今日ですが、食欲もあり良く食べています。
体重を測ると2.9Kgありました。これから少しずつ体重が増えてくれたらと思います。今は病院で食べてた療法食(ロイヤルカナン)を購入して、頑張って食べてくれています。

　～　チー坊治療内容　～

・再診　￥760
・11/8～12/9　入院　￥105.400
・皮下注射・静脈注射　￥74.115
・血液検査・生化学検査　外注ホルモン検査含む　￥22.568
・院内～内用薬・処方薬・ペースト　￥17.625
・院内処方食　￥14.232
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　治療費合計　￥　234.700

　
　治療費だけでかなりの高額になりました。20万4700円お支払しまして、来年1/6にまたチー坊を病院に連れて行きますので残り3万円をお支払いする事にして頂きました。ありがとうございます。

　チー坊は甲状腺治療のため毎日朝晩二回の投薬を続けていきます。とりあえず4週間分のお薬を頂いて年越しします。

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　睡眠不足のため誤字や乱文になってしまってお許しください。

　
　皆さん、いつも温かく見守って頂いて本当に感謝しています。
お陰様でチー坊が頑張って元気に退院できました。ありがとうございます。

　いつもご支援して頂いて本当に助かっています。

多摩猫基金のお蔭で猫達の治療など本当に助かっています。
ありがとうございます。

犬猫達やおじさん達への支援物資など本当に助かっています。
ありがとうございます。

心のこもったご支援に心から感謝でいっぱいです。

本当にありがとうございます。

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今年も残り少なくなり、今月は色々と慌ただしく犬猫達のお世話や支援回りに動いております。

また近いうちに白チンの報告もします。

オーラ、アンの報告も待ってて下さい。
里親募集もしたいと思います。

小西美智子