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タマ猫日記~919

2015.01.02

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給餌が不安定な場所にいるカラコ達の様子を見に遠方まで足を伸ばしました。6~8匹の猫の食べ物の争奪戦はかなり激しいものでした。数日間、なにも食べないまま年を越したようです。警戒心の強い1匹の子猫はフードを食器に盛る間もなく、私の手からスプーンごと強く咥えて草むらに走り去ってしまいました。5m 以内は近寄らない子猫が手元まで来てフードと重いスプーンもろとも奪い取るのは極限の飢えです。

高齢の女性が通って来ているようですが、年末年始や天候の悪い日には来ていないと思えます。そんな訳でたっぷりと時間をかけて食べさせ、全員がお腹一杯になったようです。4匹の子猫には抗生物質を、そしてカラコののど元に広がる皮膚病にも処置をして次に移動しました。
しばらく巡回すると木の上で待っている2匹の猫に会えます。高い場所から私の姿を見つけると急いで降りてくるのです。こうした寒い時期にはどの猫も随分とお腹を空かせているものです。たくさん食べた後は犬の散歩も多いため、すぐに木に登って毛繕いをします。
広い範囲の多摩川にはこうして日々命を削りながら生きている猫がたくさんいます。その一匹一匹が身勝手な人間による罪の数なのです。たくさんの救済が望まれる多摩川河川敷です。また、台風,他による被災などによるホームレスの方に対する支援もこれといった行政などの「炊き出し」なども全く無い状況です。