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タマ猫日記~929

2015.02.10

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この時期にしては少し暖かさを感じる市街地でしたが、河川敷では冷たい風が吹いていて寒い一日でした。今日はクロ・他の猫に給餌をしている猫おばちゃんと会いました。おばちゃんは3匹の猫を飼っていた方ですが、今はどの猫もいなくなり、自身もお歳をめしたので天候の良い日のみ多摩川に出向いては身寄りのない猫にご飯をあげています。周囲には複数匹の猫がいますが、クロ以外には特に名前をつけて呼んだりはしていません。

しばらく移動してスーにも会えました。スーはおぃちゃんが面倒を見ている猫ではありません。捨てられた当初は感染症にかかったり、飢えに苦しんだ時期もありましたが、不特定の人々の慈愛の気持ちによって今日まで命を繋いでいる若い猫です。元気そうには見えましたが、左後肢に傷を負っていました。スーは少々嫌がりましたが、オリーブオイルの混入した薬を塗っておきました。

対岸に渡りさらに移動しました。樹木や雑草が深く生い茂っている場所では平日ということもあり人影はまばらです。こうした人目に付かない所にも身勝手な人間に捨てられたかけがえのない命が数多く存在し、そして数多く消えていきます。その多くの猫が慢性的な飢えと闘い、そのうちに衰弱していきます。広い範囲の多摩川ではもっと多くの救済が必要な場所なのです。
東京都狛江市~川崎市高津区~多摩区を巡回しました。