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タマ猫日記~940

2015.03.08

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コレ(♀)のおぃちゃんに温かいソックスなどをお届けしました。温厚で口数が少なく、少し風変りなおぃちゃんですが必要以上に無理をしないでマイペースで質素に暮らしています。
最近は小屋の周りにコレの食器を置くと全部カラスに食べられてしまうので、おぃちゃんのすぐそばに食器を置いて目の前で食べさせます。小屋の中は余分なスペースが全くないことも理由の一つです。
コレと初めて会ったのは2008年でした。河川敷に捨てられて間もない頃はまだ生後5ヶ月くらいでした。当時は周囲に今よりもずっと多くの猫がいたこともあり、随分と遠慮深そうにおぃちゃんの小屋の方を伺っていた記憶があります。家庭で生まれ育って人に甘えたい気持ちと厳しい環境におっかなびっくりの気持ちが交差していたようです。そんなコレも今年9月頃になれば早7歳です。
多摩川の猫は遺棄された場所によってその運命が大きく左右されます。言うまでもなく、捨てられた猫の殆どは飢えと衰弱で苦しみながら息絶えていくのですが・・・。

少し離れた場所にも別のホームレスの方の給餌を受けている複数の猫がいます。彼らには雨風を凌げる場所はありません。フードを食べ終わるとゆっくりと川べりに沿って移動し、人間が踏み越えられない場所に姿を消していきます。