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タマ猫日記~946

2015.04.06

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好天の多摩川を移動しているうちに花曇りへと変わりました。少しずつ風向きが変わり、明日の天気は崩れると予想できます。この場所では猫たちが桜吹雪の中でご飯を食べていました。
猫おばちゃんが来てくれているのです。時間帯をずらして出て来る猫もいるので全部の猫が食べ終わるのに随分と時間がかかります。でも、それだけにそれぞれの猫の様子(体調)をしっかりと診ることができます。猫おばちゃんは病気のことは分からないのでときどき私がさりげなくお邪魔するのです。

首もとに大きな皮膚病のある猫には塗り薬を、鼻炎、気管支の具合の悪い子にも投薬をしました。外傷の猫もいました。レンマ似 ?の
白猫も赤褐色の目ヤニが止まりません。
冬場と比較しておおむねどの猫も毛艶が悪くなっていました。しばらくは余り日にちを空けないで様子を見に来ることにしたのです。

少し足を伸ばして個人的に思い出のある場所に移動してみました。2006年の夏、生後2ヶ月の三毛猫が捨てられ、そしてこの場所をテリトリーとしていた野生のタヌキの子供(生後約2ヶ月)が毎日仲良く遊んでいた場所があるのです。なんとかそれを記録に残したいと思い、可能な限り日にちを空けないで通いました。それは野生のタヌキの警戒心をなるべく早く解くためです。
毎日、空気のように私が存在すればそのうちに気にしなくなるだろうと考えたから。案の定、通うこと20回目あたりから子ダヌキは私のことを無視して三毛の子猫とじゃれ合って遊ぶことに集中するようになったのです。こうした光景を撮影するために110回くらい通った記憶があります。
当時、猫のご飯を運んでいた方が「ミク」と名付けた猫でしたが、2012年5月25日に食欲を無くし死亡しました。今日のその場所ではただ風が吹いているだけでした。

東京都多摩市~調布市~稲城市を巡回しました。