小西修の動物ドキュメンタリーBLOG

多摩川河口に向いました。暖かい風に包まれて太平洋の潮の香りを感じます。とあるおばちゃんの所を訪ねると先日(19日)の朝日新聞を見ているところでした。市街地に住む顔見知りの方が持って来た新聞を河川敷に住む方々が回し読みをしていたのです。

おばちゃんの近況をお聞きしているうちに隣の小屋に住むおぃちゃんが出て来ました。おぃちゃんはジロウ・サクラ・ユウの３匹の面倒を見ています。ジロウ&サクラの姿は見えませんでしたが、ユウの具合が悪いと聞きました。
診ると、鼻炎と気管支を患っているようでした。近々に訪れて治療することを約束しておぃちゃんと別れました。

タゴのおぃちゃんも相変わらずで特に変わったことはありませんでした。チャコ・ミー・レモン・ノラ・シロ・ハッパ・トラはそれなりに元気でいました。おぃちゃんはそばに「犬猫を遺棄しないように」という意味の文言を看板にして立てています。
ところが、３日ほど前に40代の女性がダンボール箱に猫を入れておぃちゃんの小屋の近くに捨てようとしていたところを目撃したのです。「ここに看板立ててんだろう。こんな所に捨てるんじゃないよ」と怒鳴ったのだそうです。
箱の中にどんな猫が何匹入っていたのか分かりませんが、女は箱を抱えてしかとして立ち去ったそうです。
こうして、命あるものをいとも簡単に捨てる人が後を絶えないのでおぃちゃんは憤慨しています。