蒸し暑いとはいえ、昨日よりはいくぶん風のある多摩川でした。ニコは蚊の多い草むらを避けておぃちゃんとやり過ごしていました。相変らず耳の外側は血がにじんでいますが、例年よりは蚊による被害が少ないようです。辺りはバーべキューの若者が大勢集まり、大騒ぎをしています。そんな光景を横目に一人と一匹は今日のひとときを共有していました。
カトチャン達も風が吹き、やや涼しさを感じる頃には姿を見せてくれます。幼い頃にたくさん食べることができなかったため体の小さな16号ですが、子猫の頃と違って近年はこれといった大病はしなくなりました。
今日は悲しい知らせがあります。フウマ(♂・18歳)が死にました。つい最近までいつもと変わらず元気な姿を見せてくれていたのですが、ここ3日間くらいで体調に変化があったようです。私と最近会えたのは2週間前と一昨日です。一昨日はやや食が細かったような気がしましたが、ここではいつでもフードを口にできる状況なので、たいしてそれは気にはなりませんでした。
結果的にその時のフウマがおぃちゃんにとっても私にしても最後のフウマの姿だったのです。その後は昨日一日、姿はなかったようです。おぃちゃんは姿の見えないフウマを探すのをいったん諦めて夜通し空き缶の回収に出かけたのです。
そして、本日早朝に帰っててみるとおぃちゃんのリヤカーの下で冷たくなっていたそうです。時計は4時17分を指していたようです。フウマの体にまとわりついていたハエと蚊を追い払い、埋葬するまでに一時的に外にあるプラスチックの衣装ケースに収めたのです。
死因は不明ですが、なぜか頬にあった生傷の腫れと夏バテ(貧血など)が重なったのかも知れません。急死ではないにしても、それに近い状態でした。
おぃちゃんは日頃からめめしい言葉を吐く人ではありません。しかし、長い時間を共有したフウマの死を確認したからか、少しポッカリと気持ちに穴が開いているようで、強い実感があるとまでは言えないような表情でした。
今日の今日ですから、そんなものでしょう。私も同様です。
9月の写真展にはフウマの写真を追加しようと思います。
ヒロエ 2015.08.17(月) 14:01 修正
一つの命が消えてしまうことは、本当に悲しいですね。
フウマはきっと、天国からおぃちゃんの事を見守ってくれていると
思います。