2015.09.08
不安定な天候が続くせいか、子猫や老猫は体調を崩しているのものが目立ちます。多摩川の雨の日の夜などはけっこうな寒さですから、その影響もあるでしょう。
他の場所で給餌・治療をした帰りにミミのおぃちゃんとすれ違い声をかけられました。おぃちゃんはアルミ缶を売りに行こうとしていたところでしたが、足を止めて「うちのチビの様子がおかしいんだ」と言って私を呼び止めたのです。
ミミはすぐに元気な姿を見せてくれましたが、チビはおぃちゃんの小屋の床下にもぐり込んでなかなか出て来てはくれません。動けないくらいの状態かと心配したのですが、そのうちにミミの姿が目に入ったからか、ひょっこりと出て来たのです。
おぃちゃんは私の顔を覗きこんで「エイズかい ?」と聞くのですが、軽度の鼻気管炎でした。とはいえ子猫の場合は体調が急変することもあるので安心はできません。
食欲がないと聞いていたのですが、私が持参したウェットフードは実によく食べてくれました。投薬をしてしばらくはそれを続け、様子を見ることにしました。
しっかりと食べることができたからか、ミミに甘える余裕もでてきたようです。この場所には毎日は行けないので、おぃちゃんに薬をお渡しして多摩川を後にしました。
チビは7月下旬に捨てられ、河川敷にある水道に水汲みに来たおぃちゃんに助けられた猫です。暑さ厳しいときだったようで、その時におぃちゃんが来なければ今の命は無かったことでしょう。