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多摩ねこ日記~1020

2015.12.02

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天気の様子を見計らって出かけたつもりなのに現場に着く頃には雨に降られてしまいました。昨日とはうって変って寒い河川敷です。5~6匹の猫と暮らしているおぃちゃんの所に行きましたが、姿が見れたのは傘の下で雨宿りをしていた1匹のみでした。

久々だったこともあり、おぃちゃんは「おー、しばらく。少しは売っちゃったけど、使える物があったら使ってくれよ」と回収で集めたカメラを並べ始めました。どれもなかなかの年代物でしたが、おぃちゃんはしきりに勧めてくれます。
ま、お気持ちだけを頂くことに致しました。
幸いなことに猫たちは体調など特に変わりはないようです。雨が降っては全員の顔を見れないのですが、それは仕方ありません。

カラコがいた場所にも立ち寄りました。ドライフードをえさ台に補充し、その後はやはり好物の缶詰を食べてもらいました。早い時間に猫おばちゃんが来ていた気配がありましたが、缶詰は持って来てもらえないので、猫たちは少しだけ食べてから私の缶詰が来るのを待っているようです。
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この度、長く交流のある多摩川のおぃちゃんが、路上文学賞の大賞を受賞されました。

作品名「ネコと一人の男と多摩川」

ペンネーム・・・川岸生男 (川辺に生きる男)

★ http://www.robun.info/works


風雪に耐え、悲喜交々の生きざまを経験しているおぃちゃんを知っている私としてはとても喜ばしい思いです。

台風直撃の真っ只中、土手に設置した避難用の小さな簡易のテントの中。 1m と離れていないのに大声で話しかけてもお互いの声が聞きとれない。
それくらいに強い雨がテントを叩きつけている。
そんな狭い空間の中で荷造り用のヒモを手にひたすら笑顔を絶やさず子猫をあやしていたおぃちゃん。
子猫はその一ヶ月ほど前のやはり雨の日に捨てられていたのです。
台風の最中でもなにより猫のことを優先する方。
今、その猫は4歳になっています。
・・・ふと、そんな事を思い出しました。