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多摩ねこ日記~1038

2016.02.01

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昨日は三鷹市市民協働センターにて路上文学賞の授賞式が行われました。当文学賞を立ち上げた小説家の星野さん、写真家の高松さんのご挨拶に始まり、この度大賞を受賞した川岸生男さん、佳作の河野開司さん他、多くの方が集まりました。また、ビッグイシューの関係者や三鷹市のびよんどネットの方など、様々な繋がりのある方々が顔を揃え、賑やかで笑いの絶えない授賞式、懇親会を過ごせました。

特にこの度の文学賞の選にもれた方々がたくさん会場に来られていたことが印象に残りました。そして、その方達の作品も場内に展示してありました。
今回は大賞を受賞した川岸さんの強い要望もあり、同時に私たちも「川岸さんが表彰される様子を一目見たい」と思い夫婦で出向きました。
川岸さんは若い頃から懸命に働いて妹さんを大学まで出したのです。それなりの事情があったとはいえ、なかなか常人ではできることではありません。また、日本各地を移動して仕事を続けながら一般の人間ではありえないような経験も多々あったようです。
そんな事を頭に浮かべながら表彰を受ける川岸さんに拍手を送っておりました。

佳作作品「春子さん物語」では本物の春子さんと作者の朗読もありました。また、音楽で反戦など訴えているコスモポリタン・ロッカリアンさんはギターを手に歌も聞かせてくれました。
他にもホームレスの方からのメッセージやインタビューもあり、明るくも和やかな3時間でした。
会場では予期せぬ方と久々に会えたり、数年ぶりに会えたりと個人的にもサプライズがありました。
この表彰式を機に様々な場所で暮らしている方々が集まり、そして再び多摩川や路上に帰って行きました。