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多摩ねこ日記~1092

2016.07.16

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今日も湿気をたっぷりと含んだ生温い風の吹く一日でした。この季節はノミやダニ、ハエや蚊などが多く、またフードも傷みやすくておぃちゃん達も給餌に気を使います。でも、おぃちゃん達も今日を生きることに余裕もなく、その気遣いにも限界があるというものです。それでも捨てられた猫のためにこの暑い中を余計にひと頑張りして充分とは言えないまでも猫のフードを調達すべく精を出しておられる方もいます。

ハッチのおぃちゃんもその一人です。夜通し廃品の回収に回り、帰って来るのは朝方です。それから一眠りして起きた頃に私が伺いました。おぃちゃんは猫の水を替えているところでした。水入れの水が様々な🐜🐜🐜で真っ黒に染まって見え、まるで墨汁のようでした。他にもゴキブリに似た幾種もの黒い虫が食器の中に下にと折り重なっています。
フードなどもこれからは数分間で不衛生な状態となり、また感染症などの伝染も多くなってきます。ハッチは体を大きく見せて元気そうでした。危険なことの多い多摩川の夏をのり切ってほしいものです。

しばし移動してナナにも会えました。いちばんのお気に入りの場所で静かにやり過ごしていますが、距離を詰めると警戒して逃げてしまいます。面倒を見ているホームレスのおばちゃんとも久々の世間話に花が咲きました。相棒のゴン(♂)は見えませんでしたが、体調は悪くないようです。
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ウメ(♀)、他の事もあり、帰路の途中で再び佐藤さんのところに寄りました。これまでいつも会えていた時間帯には帰っては来ませんでした。そのうち、日没前に80過ぎのおばあちゃんが市街地から佐藤さんを訪ねて来ました。私とは初対面ですが、ときどき佐藤さんと話しているようでした。
「あんなに猫を可愛がる人は滅多にいないよ。よく頑張る人だ。せっかく来たのに会えなくて残念。あの人も独り身だから万一なにかあっても誰も気づかないから心配だね」さらに振り返って「河川敷は物騒だから、あなた気を付けたほうがいいよ」と私に助言して帰っていきました。その後も結局21:00 まで待ってみましたが、佐藤さんには会えませんでした。

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