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多摩ねこ日記~1107

2016.08.26

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この度の台風の影響と猫の安否を確かめながらの移動でした。ハコたちがいる所も完全に水没しました。でも、おぃちゃんの話によるとあっという間に茶色い濁流が増してきたことに不安そうだった猫たちも近くの木に登ったり、土手の方向に移動して危うく難を逃れたのだそうです。
姿は見えませんでしたが、タロウ(♂・8歳)もラビ(♂)も、そしてペケ(♀・8歳)も助かったようです。

残念なニュースとしてはこの場所に長く居て、今年になってから市街地に住む Yさんのお家に保護されていたシロ(♀・16歳)が今年の6月に死んでいたことを今日になって知りました。部位は不明ですが、ガンだったようです。
亡骸はおぃちゃん達と長くを過ごした河川敷に埋葬されています。2000年に遺棄され、16年間をよく頑張って生き抜きました。同時に周辺で温かく見守ってきたおぃちゃん達の愛情のたまものでもありました。

道中はどこを見ても様々なガレキが山のように流れ着いています。なかには数10トンはあろうかと思える金属製の巨大なボックスまでもが上流から移動しています。多くのおぃちゃん達とおばちゃん。そして、多くの猫に会えたり会えなかったり。

ミナ(♀)がいる所も完全に濁流にのまれて6匹の猫のうち3匹が見当たりません。おぃちゃんも随分と探したようですが、その際に転倒してしまい足の親指を骨折してしまったようです。しばらくの間は廃品の家電などを集めることができなくなりました。

各所で不明の猫はたくさんいる様子ですが、数日後に帰還してくる可能性もあるので今日のところは何ともはっきりとは言えません。支援物資の持参には限界があるので、今日は少額ですが支援金をそれぞれの方にお渡ししました。

本日確認できた台風による浸水の範囲は、川崎市多摩区の一部・東京都稲城市の一部・狛江市の広い範囲・調布市の一部・府中市の一部・国立市の一部・立川市の一部 でした。