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多摩ねこ日記~1142

2016.12.06

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昨日同様に強風渦巻く河川敷でした。かなた富士山のてっぺんにかかった雲も早い流れです。ナナのおぃちゃん・他を訪ねました。仲間のおぃちゃん達も皆それぞれ厳しい生活環境でもあり、辛いことや嫌なこと、ちょっとしたもめ事も日常茶飯事です。

それでも、どのおぃちゃんも猫に言葉をかけ、猫たちに向けるまなざしは優しいのです。ここでは猫がかすがいとなり、人間どおしのいざこざをやんわりと消し去っているようです。
昨日はここに居たゴンが死んでしまったのです。温かく見守ってきた方たちがお墓を作り花を供えてありました。

多摩川に捨てられる猫はその殆どが餓死・衰弱死をします。でも、ここのおぃちゃん達・他の方に見守られるような猫は100% のうちの1% くらいでしょう。その点、ゴンは厳しい環境の中で体に負担をかけてきたとはいえ、まだ幸せだったと言えるでしょう。捨てられる場所が運命の大きな分れ道です。

強い風のせいで会えるはずの猫も思ったほどはその姿を見れませんでした。困っているおぃちゃんには日用品をお渡しして多摩川を後にしました。
東京都日野市~国立市~立川市を移動しました。